2025 05,16 04:48 |
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2019 06,04 18:49 |
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世間では、二者がそれぞれのニーズを補完し合っていて良好な関係にあることを、「Win-Winの関係」と呼ぶ。 ニュースなどで企業間の関係が説明されるときに聞くような言葉なので、日常生活のなかであまり実感が湧かないかもしれないが、今回、アルティ界における「Win-Winの関係」の身近な例を紹介させていただくことで、是非読者の皆さまの見識を深めていただきたいと思う。 ここに、1本の動画教材がある。まずはご覧いただこう。 以下に、登場人物と、シチュエーションを示させていただく。 【登場人物】 立場A(専属ドライバー):コースケ師匠 立場B(選手):さおりん、ふうか、あえり、F、みわ、テケさん、ドルちゃん、りお(撮影者) 【シチュエーション】 ・専属ドライバー・コースケ師匠の運転する車に乗るベジガールたちという、二者の構図 ・2019年全日本選手権・関東予選(@福島)の帰り道。常磐自動車道・中郷サービスエリアの、アイス自販機前での出来事 ちなみにわしはこの場にいたわけではなく、公的機関から情報提供を受けただけなので、読者のみなさんと同じ第三者的な視点で動画を見る立場にあるわけであるが、先の事前情報を元にこの動画を紐解いてゆきたいと思う。 動画は、財布を持った一人のおじさんに見守られるなか、少女がどれにしようかアイスを選んでいるところから始まる。 自販機の前に、まるでお金投入口の守護者であるかのような圧倒的な佇まいで鎮座するおじさん。そう、彼こそは伝説の勇者・コースケ師匠である。彼が自販機前で何をやっているのかはこの時点では不明であるが、表情を観察すると、嫌々立っている訳ではなく、むしろ嬉々として若干のエクスタシーがにじんでいるように見受けられる。 そして、コースケ師匠に見守られるなか、少女ことさおりんは財布を持つことなく出すそぶりもないのだが、ただ自販機のボタンを押すだけでアイスが出てくるという現象が発生する。この状況から判断するに、 ①コースケ師匠の見張りのもと、さおりんが何らかの違法行為によって無銭飲食を試みている ②何者かが、既にお金を投入していた さおりんのアイスの入手方法についてどちらかの線に絞られてくるが、まだこの時点では確定できない。 さおりんがアイスを入手した後、後ろに並んでいたふうかがアイスを選び始めるが、興奮のためか若干縦揺れしているものの、またしても財布を手にしている様子は無い。このことから、引き続き先の①または②の手法によって、ふうかはアイスを手に入れられることを確信している、という裏付けになる。しかし、入手方法に関する情報は、ここまでの映像からは未だ得られない。 動画は続き、カメラが回転すると、ふうかの後ろにもアイスを入手しようと同じく縦揺れして並んでいるあえり(当然財布なし)と、さおりんとふうか以外にも、既に同じ手法でアイスを入手したと思われるみわ、ドルちゃん、テケさんが映し出される。 アイスを片手に笑顔の少女たちは、丸ごと強盗の犯罪者なのであろうか。 この日本という国は、笑顔で犯罪行為が横行するような廃れた国になってしまったのであろうか。 嫌だ、わしはそんな世知辛いのは、嫌だ・・・と、涙を流しそうになっていると、事態は急展開を迎える。 撮影者のりおが、視聴者全員が知りたいと考えているであろう質問内容を、器物破損の強盗集団(仮)に問いかける。 りお「みんなアイス持って、どうしたの??」 すると、この犯罪推理の核心を突く答えが。 テケさん、ドルちゃん「もらった~~~、タダで~~~」 りお「誰に???」 テケさん、ドルちゃん「タコさん~~~~」 1ミリも感謝の念を感じさせないオートマティックな返答ではあるが、彼女たち自身の認識としては、少なくとも①のように犯罪行為に手を染めている自覚は無いようである。彼女たちの笑顔は、犯罪を犯した達成感による笑顔という異常者の感覚ではなく、純粋に、“タコさん”なる人物に買ってもらえた嬉しさによるもの、と推測される。とりあえずわしは、いまだ平和な日本国であることに、大いに安心した。 さてそれでは入手方法は②であることが濃厚となるが、少女たちが口を揃える“タコさん”とは、一体誰なのかという論点に移行する。状況証拠的に、自販機の前に構える伝説の勇者が可能性の筆頭であるが、確かにタコチックなオーラを振りまいているが、それだけでは弱い。 何か決定的な証拠はないものか。 わしは改めて徹夜で公的機関のデータベースにアクセスししらみつぶしに検索したところ、遂に決定的証拠となり得る写真を突き止めた。 その写真のcode nameは、「愛の狩人」。 ↑code name:「愛の狩人」 よくご覧いただきたい。 タイトルこそ「愛の狩人」であり、注視すると裸体に風船を巻きつけて妙なマシーンに乗った変態であることが確認できるが、目を細めて写真をぼやかして見ると、どうだろう。 そう、そこに浮かび上がるのは、赤い色彩に彩られた、まるで赤いゆでダコではないか! そしてその変態の顔面をよく見て欲しい。 なんと、 先の動画に出てくる、自販機前に立つ人物の顔面と、完全一致するではないか!!!!!! 点と点が繋がり、線となってゆく。 この動画から、伝説の勇者、こと、ヘーベジ専属ドライバー、こと、コイン投入口の守護者、こと、タコさん、こと、愛の狩人、こと、コースケ師匠が、ベジガール8人にアイスを買い与えているという事実を読み取ることができた。 最後の課題は、果たしてこの行為が、ただの「オヤジ狩り」なのか、それともコースケ師匠がベジガールの喜ぶ姿を見て出費以上のエクスタシーを感じているのか。 それによって、コースケ師匠にとってタイトルにある「Win-Winの関係」であるのか「Lose-Winの関係」であるのか、真逆の結論となる。いずれにしろ、ベジガールが常に圧勝である関係性は覆らないのが世の不思議であるが。 では最後に解き明かそう。 動画47秒時点の、皆から背を向けたコースケ師匠の表情をご覧いただきたい。 こんな幸せそうな顔面を、 見たことがあるだろうか?? 結論。 本動画におけるコースケ師匠とベジガールの関係性は、「Win-Winの関係」である。 ---------------------------------- <余談1> この動画の現場に偶然居合わせたというタレコミを、ノマの選手(←プライバシー保護のため、以降は仮名で表記させていただきます)から受けた。コースケ師匠がベジガールにアイスを買い与えている様を見て、以下のような率直な感想をLINEで報告してくれたので、ここに紹介させていただきたい。 しゅうへい「コースケ先生の活躍、中郷SAでバッチリ拝見させていただきました!チーム貢献するカタチは色々ありますね!SAではヘーベジの子にご馳走していたみたいで、師匠の偉大さを痛感しました!」(ほぼ原文ママ) 客観的に見ても、やはりオヤジ狩りが行われているという印象は受けなかった模様である。これも「Win-Winの関係」が成立していたことの、貴重な証言である。 情報提供に感謝いたします。 ---------------------------------- <余談2> ほぼ怪談のジャンルに入ってくるのだが、全日予選のコートサイドに、ベジのユニを着た身元不詳の女性がいた。 なんでも、ドリンボがどこかから連れてきた女性とのことで、メンバーの誰とも面識がない。わしも遂に一言も話すことはなかった。 二日目のBea戦で逆転負けを喫してしまった直後コートサイドのベンチにて、ドリンボは「ほら言ったでしょ、トーベジは勢いが続かないチームだから、前半勝ってても最終的には負けるって!やっぱり俺の言ったとおりの結果になったでしょ?!!」と、ドヤ顔で自チームの敗戦をネタに謎の評論家理論でその身元不詳の女性を口説きまくっていたが、一体あれは何だったのであろうか・・・? 少ない情報量ではあるが、今回の講習をふまえると、 トーベジとドリンボの関係性は「Lose-Winの関係」であるが、 わしにとっては久々のネタ提供であったので、 わしとドリンボの関係性は「Win-Winの関係」となる。 立場により、関係性も変わってくるのである。 (身元不詳の女性は実は初日の夕方から福島に来ており、なぜか一人だけ別宿をとっていた既婚・子持ちのドリンボと同じ宿に泊まっていたとかいう風の噂もあるが、一体あれは何だったのだろうか・・・??究極の「Lose-Loseの関係」のヨカン・・・?!!!) PR |
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