2025 06,02 03:46 |
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2022 10,01 10:00 |
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<780日目> 緊急事態宣言(1回目)が明けたものの、まだまだ世の中的にはコロナ禍での外出が躊躇される雰囲気があるなか、マーベリックスはマニュアルに則る形で、2020年6月13日からチーム単位での練習を再開した。 ただそんなご時世であるため、練習参加は強制ではなく、あくまで「選手本人とそのご家族の安全を第一に考え、本人の参加意思と、ご家族の了解の両方を得たうえでの参加とする」という方針があったので、毎回の練習で多少メンバーが欠けた状態で行わなければいけないことも覚悟していたのだが、フタを開けてみれば毎回ほぼ全員参加してくれた。 改めて、前向きに判断してくれた選手や、チームの方針をご理解いただいた選手のご家族には大変感謝である。(もちろん長いコロナ禍での活動のなかでは、時にはご家族の希望で練習に来れないという相談をしてきた選手が出てきたこともあった。そのようなときにはもちろん方針に沿って、その選手には自粛してもらった。) 再開するからには割り切って、「マニュアルに沿ったうえで、やると決めたらしっかりやる」という姿勢がチームに行き渡っていたため、活動再開直後からフルパワーで取り組むことができたことは大きい。 そして数ヶ月のチーム練自粛の遅れを取り戻すため、「他団体との接触が無い」「独立した環境で練習できる」などの追加のリスク回避を条件に加えたうえで7月には合宿も行い、未だ世間では自粛ムードが強いなか、マーベリックスは密度の濃い身内練を続けメキメキと実力をつけていった。 予め設計されたマーベリックスの目指すアルティ(戦術)の約30%くらいが体現できるようになってきたかなという頃、8月の中旬にHUCKさんと練習試合が組まれることとなった。 年内の大会開催が全くの未定だったり、他との接触について非常にセンシティブであった当時なかなか練習試合を行うこともできなかったため、久々に組まれた対外試合は一つの目標となった。 1月のシーズンインのミーティングで、なかなか結果が伴わないなかでのチーム運営の方針に対して、皆少なからず「疑念」や「不安」を感じていた頃から約半年。 途中緊急事態宣言の間は全体練習ができない期間もあったが、それでも遠くの大きな利を目指した練習の方針は変えず、すなわち「マーベリックスのアルティ(戦術)」を全員が体現できるようになるための練習を繰り返した。 その方針は、良く言えば「信念」、悪く言えば「こじらせた頑固」ということができるだろう。 そんな方針に基づく日々の練習に、選手たちは皆、どこかに「疑念」や「不安」を感じる部分もあったと思われるが、それを感じさせることなく、清々しいくらい前向きに取り組んでくれた。 わし的には、自らの基準と照らし合わせて見て実力がついてきているなと感じるなかで迎える対外試合は楽しみである一方で、「これだけ頑固に取り組んだのに、またダブルスコアで負けてしまったとき、どうチームに対して弁解したらよいのだろうか」と、とても大きな不安を抱えていたことは、察していただくに易い。 そして迎えた、2020年8月9日。 小汚い新宿の中華屋で楓・りおと握手をした日から、約780日目。 vs HUCK 10-8 〇 マーベリックスは、遂に壁を越えた。 この日「2020年8月9日」は、マーベリックスにとって2つ目のターニングポイントとなったのであった。 |
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