2025 05,16 00:51 |
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2022 10,11 21:18 |
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<750日目> HUCKさんとの練習試合から1か月くらい遡った頃だっただろうか。 コロナ禍で活動を再開して間もなくの、とある身内練の日。 マーベリックスの練習では必ず練習前に当日の目標を確認してから練習に入るのだが、全体に向けて一通り説明を追えた直後、とある選手からこんな質問を受けた。 「監督って、今は(他チームの)選手と監督の両方やってますけど、今後どうするんですか?」 シンプルだけど、核心を突いた質問であった。 わしはまだ体がそこそこ動いていたので、当初、可能であれば選手と監督を両立したいという希望を持っており、そのような姿勢でマーベリックスの監督をスタートさせていた。 なので東京聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部VegeGriffonsの練習があればそちらに参加し、途中で抜けてマーベリックスの練習に顔を出したり、という関わりをしたこともよくあった。 また大会においても、東京聖オゲレツ(以下略)の選手として出場し、すきま時間でマーベリックスの試合を見に行ったりということもしていた。 確かに今思えば、マーベリックスの選手からすれば、そんな練習や大会にいたりいなかったりの監督の姿勢に不安を覚えたであろうことは想像に易い。 しかしそう想像する一方で、わしは常に不安を抱えていて、心のどこかにある「監督って呼んでくれるけど、別にそれはお飾りなだけであって、本心ではいてもいなくてもあんま変わらないと思われてるんじゃないの??」との思いを拭うことができずにいた。 正直、みんながわしに何をどこまで求めているのか、本心は見えずにいた。 しかしそれはどれもこれも、就任してから丸一年半思うように成績が残せていなかったことの、わしの言い訳や、甘えだったのかもしれない。 わし的に、そんなフワついた立ち位置で監督業を続けていたなかでの、先の鋭すぎる質問。 その質問に対してわしがどう回答するか、意外なことにみんなの視線がビシビシとわしに突き刺さっていた。(ように感じた笑) 鈍感なわしでもさすがに察した。 ここでの回答が、きっと今後のわしとマーベリックスとの距離感に繋がるのだろう。 わしはある意味甘えで選手と監督を両立してきたが、本心はどうなのか? わしは本当に2018年に楓とりおと握手を交わした目標、「WUCC出場」を現実のものにしたいと思っているのだろうか? その目標達成のために、わしができる最大の貢献を果たすためには、物理的・時間的に両立は現実的ではなく、やはりある部分は諦めなければならないのかもしれない。 改めて見つめ直して、わしにその覚悟はあるのか??!!!! わし「今日をもって、わしは選手の活動をやめます。今後アルティの活動は、マーベリックス一本にします。だから、がんばろう!」 掲げた目標の達成のために、別の活動を諦めたり捨てたりすることが美徳であるとは必ずしも思わないが、わしにはマルチに二足の草鞋を履きこなすことができる器用さがないので、こう結論付けた。 今後、マーベリックスがどう傾いていこうが、アルティにおいて自分ができる最大の貢献を果たすことの覚悟を決めた。 その日は、確実にわしにとってのターニングポイントとなった。 その日から約2年半経った2022年10月現在、わしには未だに選手としての活動は行っておらず、目標に向けての練習からはすっかり遠ざかってしまった。 年齢的に、もしかしたら、もう大会で上位を目指すための選手に戻ることはないのかもしれない。 でも今、当時の決断を振り返っても、一つの後悔も残っていないのは、嬉しい誤算である。 PR |
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