2025 05,16 06:55 |
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2017 11,16 17:24 |
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11月某日、峰岸パイセンより「完璧」のお墨付きをいただいた我らがアトリエ清澄にてRun to Taiwan2017の祝勝会が行われたことは先日報告した。終始和気藹々としたムードで行われた祝勝会のなかで、決して風化させてはいけない、許されざる事案が発生していたことを思い出したので、この場を借りて記させていただく。
祝勝会には10人あまりの戦士たちが集い、皆それぞれおみやを持ってきてくれた。勝利のシャンパンやワイン、絶品生チョコ、そして貯金残高が1万円しかないと泣いていたエミにいたっては高級フルーツパーラー・千疋屋のホールケーキを2個も買ってきてくれて、皆のチーム愛にわしはいたく感動したのであった。
そんな中、他の追随を許さない圧倒的な存在感を誇る一品がおもむろに提供された。
“知人の結婚式二次会に参加したときに引出物としてもらった、サラダドレッシング”
提供者は、秀一先生より「そのTシャツを買う人の神経がわからない」という辛辣な評価をいただいた、どう見ても爆毛のパイ毛を模写したとしか思えないデザインのTシャツをエクスタシー交じりのドヤ顔でお召しになったその男、
そう、 コースケ
↑爆毛パイ毛T
引出物の横流しかつタコパなのにサラダドレッシングという、尋常でなく異質のおみやに一同非難轟々となっていると、漢はドヤ顔の上書きで言い放った。
コースケ「それ、フランス産のゼリー※でいいやつだから!!!!」 ※ゼリーではない
そう。。。なの。。。か。。。
一同、コースケの未知のロジックによる主張に圧倒され、溢れ出る疑問を全て無かった事にして各々の心に本案件をしまい込むしか、もはや事態収拾の方法がなかった。
その後、試合動画を見ながら、途中ベジガールによる無差別テロを挟みつつも、パーティーは和気藹々と和やかに進行していった。
今回のパーティーの趣旨は『試合動画とかを見ながらタコパ、ピザパをし、台湾の思い出に耽る』であったので、キッチリとその意図に沿って進行していたが、宴もたけなわとなっている頃合で、何の前触れもなく突然提案が入った。
コースケ「みんな、カムサハムニダゲーム※やろうぜ!!!!」
※カムサハムニダゲームとは・・・コースケが開発したと豪語する、『たけのこニョッキ』のベースを丸パクリしてパイ毛を生やしたようなゲーム
食後のお楽しみスウィーツタイムや動画鑑賞をぶった切り、突然謎極まりないゲームの開始を宣言したコースケに対する、ちょくやベジガールによる汚物を見るような冷ややかな視線は壮観であったが、カムサスイッチの入ってしまったコースケの猛牛のような突進力は、かの大魔王・峰岸パイセンですら制止は不可能であった。
カムサハムニダゲームなるただの飲みゲーが20分程度行われたところで、予定終宴時刻を迎えたため、中締めと相成った。
皆が三々五々、帰宅準備なり飲み継続なりしているなかで、台湾の余韻もこうしてキレイな形で終わりを迎えるのか…と感慨に浸っているところに、誰も予想することができない大惨事が発生した。
我らがアトリエは普通にスローができるくらいの広さがあるのだが、誰かが近くにあったフリスビーをコースケに渡してしまったことが、全ての始まりだった。
コースケがスローを通そうと思っている軌道上には食卓と天井しか無く、食卓もローテーブルであるため、床上50cmから天井2m50cmが開放された空間であった。
スローするにあたってなんら影響の無い環境であることに慢心したのか、軽く顔面にエクスタシーを滲ませながら、コースケは普段一切投げないスクーバの構えをとった。
少し嫌な予感はしたが、最悪でもディスクが食卓のケーキに突き刺さるだけで、それ以上のことは想像できなかった。
そして、コースケは、スクーバを投じた。
皆の視線を集めるディスクは、スローを待ち構える人の方ではなく、鋭角に天井へ向けて飛行していった。
そしてその先にあったのは、 20mの電線に電球が連なる、 ガーランドライト
台湾であれだけ地球を痛めつけ、特につぐみのスーパーキャッチ直後のサイドを救いがたい速度で突き刺してつぐみからゴミを見るような目で見られるほどに下方向へのスローが得意だというのに、この瞬間だけは絶望的なまでにピンポイントで上空の電球まっしぐらであった。
そしてわしは見届けた。
鋭角に上昇するディスクのリムが、電球のガラスを突き破り、中のフィラメントを破壊し、逆側のガラスをも貫通するところを。
一瞬の出来事であったが、望まずにフィラメントの光を落とすこととなった電球が、木っ端微塵に破壊されるその光景は、まるでスローモーションのようにわしの頭に焼きついた。
↑破壊とエクスタシー
しかし電球の破壊は、悲劇のほんの序章でしかなかった。
天井2m50cmで木っ端微塵となった電球のガラス片は、パーティー参加者と、食卓に、まんべんなく降り注いだ。
食卓には、まだ食べかけの絶品生チョコや、あろうことかエミが全財産の半分を投入して買ってくれた千疋屋のホールケーキが並べられていた。
ガラス片によって加工されたスウィーツたちは光の反射によってキラキラと輝き、見た目麗しくデコレーションされたが、食品としては全滅した。
皆の帰宅後、わしと華絵門は、無念のあまり涙ながらにガラス片加工された食品たちの処分と、掃除機をかけてもかけても出てくる床のガラス片の掃除を行ったのであった。
この大惨事で生き残ったのは、奇しくもコースケが持ってきてくれた、使われることなく冷蔵庫にしまわれていた、サラダドレッシングのみであった。
わしは現在ムサコに8兆円を投じて建設中であるというコースケの新居、“ネバーランド”にいつの日か侵入し、腐ったフランス産サラダドレッシングをそっと冷蔵庫に紛れ込ませる仕返しをすることを、心に誓ったのであった。 PR |
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