2025 05,16 16:45 |
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2015 03,16 18:08 |
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2015年3月、我らがパーティーサークルVegeGriffonsは静岡県富士市で開催されたドリームカップに出場した。
試合中、ひょんなことからベジとして参戦したオーストラリアU23代表かつモデル級イケメンのロッキーが、あまりのイケメンさにより敵の学生チームの女子の黄色い声援を我がものにしたことにより、あたかも自分たちが女子学生から応援されていると勘違いして気分を良くしたパーティー野郎たち(ベジの人たち)の動きは普段の3割増しになり、快進撃を続けた。
勘違い快進撃に陶酔した我々が無駄にパーティーパーティー言いながらウォーミングアップをしていたところ、メディアの方がカメラを向けてくださったのでバッチリパーティーサービスショットを提供したのだが、ハイライト映像では根こそぎカットされていたのは、大会翌日の通勤の電車の中で冷静な頭で振り返ってみると当然の結果である。
というわけでなんだかんだで勝ち進んだ我々は、遂にベスト8を賭けてノマと対戦することになった。試合の40分前まで気合の入っていた我々だったが、何やら山のほうから暗い雨雲と、冷たい雨を含んだような冷たい強風が吹いてきて、怪しい雰囲気が出てきた。そして30分前、本当に強い雨が試合会場に降り注ぎ始めてからというもの、我々のハリボテのパーティーハートが崩壊するのにさほど時間は要さなかった。
悪い誰か「雨の中、外にいると体が冷えちゃうから、一旦車に戻って、試合開始10分前から一気にアップしてはどうだい?」
満場一致で全員車に戻り、とりあえず雨をよけるという現実逃避に走ることにした。
試合開始10分前、長身金髪カーリヘアの美形戦士・ロッキーと、滋賀の食いしんボーイ・トノイケと共に試合コートに戻ると、ノマがガンガンにアップしている一方で、晴れていたときにあれだけ元気だったパーティーピーポーたちの姿が一切見えない。5分前、ようやくバラバラと集まってきたが、当然のアップ不足の中、試合が開始された。
インドの地方紙では本試合は拮抗するものと予想されていたらしいが、キャプテンのトミオカが謎の食中毒によりゲボを撒き散らしてダウンしたこと、そしてベジの誇る日本代表の双子(クトミ兄弟)が2人とも世界大会出場中という不運が重なり、蓋を開けてみればまさにブラッディパーティー(日本名:血祭り)で、ものの10分でスコアは7-0に。しかし激安パーティーピーポーたちに忘れかけていたプライドが少しずつ思い出されてきたらしく、とりあえず本気で晴乞いをした結果、なんと試合途中から晴れてきたではないか。
起死回生とばかりにランボー怒りのサイドロングが発射され、これが通りなんとかキープし、これから流れをもっていこうとばかりに、
「ガンガン走れるやつがセットに入れ!」
という指示が出たため、我こそは!とばかりに皆先を急いでエンドゾーンに向かって走っている中で、微動だにせずダウンジャケットにくるまり、温まっている男が一人。
その反社会的な男とは、 そう、ドリンボ
寒い中試合に出ていない他のメンバーがサイドライン際を走ったりしてなんとか試合に参加しようという姿勢を見せる中、気配を消してただただじっと温まり、その場をやり過ごそうという鬼畜プレイにしけこもうと企むドリンボに、業を煮やしたあの男が遂に吼えた。
吼えたのは、 燻し銀とむっつりの狭間を攻め続ける男、 そう、志村
「ガンガン走れるやつがセットに入れ!」
ドリンボ「はいはい、みんながんばってー!」
志村「おい、ドリンボは今まで1ターンも出てないのにセットに入ろうとしないのかよ」
ドリンボ「いやいや、この点差じゃさすがに俺様が入ってももう無理だろ!」
鉄の男・志村氏のド正論に対し、何の後ろ盾も無い漢の逆切れで応戦するドリンボ。
志村「試合に参加して少しでも貢献しようという気はないのかよ!」
ドリンボ「いやいや、あるから!!」
志村「その姿勢からじゃ全然それが伝わってこねーんだよ!!!」
はっっ!!これはっっ!!!!!
わしの脳裏にデジャヴが甦った。それもとある良く晴れた日の、富士だった。その時は「試合の残り時間を誤って伝える」というバカ安な理由により火花が散りかけた瞬間に誰も仲裁に入らなかったため、サイドラインでドリンボvsコースケの激安な掴み合いに発展したのだが、今回も同じ展開になりかねない!!
ちょうどその時わしはドリンボ・志村の間という不運極まりないポジションに立っていたため、わしが仲裁に入るしかない。
わし「まぁまぁ、試合に貢献するって言っても、プレーするだけじゃなくて状況を分析したり、キャプテン不在でメンバー決めを考えたりとかいろいろ役割があるから、そこんとこ手伝ったりなんとかうまくやってくれよ」
仲裁なんだかよくわからないことを言いながらわしは2人の間に割って入り、とりあえず時間を稼いだ。そんな意味不明な時間稼ぎでも早期対策が功を奏し、今回のサイドラインでのバトルは未遂に終わったのだとさ。
32歳になっても思春期ハートでガチバトル、 ↑ ロッキーと PR |
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