2025 05,16 07:54 |
|
2018 11,11 12:16 |
|
(是非、ゆずの「栄光の架け橋」を脳内再生しながら、お読みください。)
2018年10月13,14日の土日。
台湾は台中にて、Run to Taiwan2018という大会が開催されたことは、読者の皆さんは既にご存知のことと思う。
今大会も、全国から激アチなメンバーを選りすぐって結成したエクスタシー共同体ことチーム染井吉野で参加したのであるが、大会に参加するにあたりわしはとある人のアルティ人生を左右するような、重大なミッションを背負っていた。
それは、アルティを続けて15年、一度も個人タイトルを獲得したことのない男の、“男の夢”を叶えること。
その男とは、
そう、
コースケ
15年にわたり、彼のアルティ人生は不遇の一途であった。
日本全国、アルティがあるところには常にコースケがいる、というほどの練習の虫であり、常に高みを目指して鍛錬を積み重ねてきたことは誰の目が見ても一目瞭然であるが、スポーツとは無情なもの、なかなかその努力が日の目を見ることはなく、賭けてきた時間と反比例して、試合への出場機会は決して多くはなかった。
それでも彼は腐ること無く、過酷極まることで有名な東京都聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部VegeGriffonsの練習メニューに対しても、常に鬼気迫る全力プレーによって、ほとばしるアルティへの情熱をいつもその背中でチームメイトに語っていた。
試合中、どんなに辛い状況にあっても、サイドラインのコースケを見れば、俺たちは、がんばれた。そして、どんなに重い一歩であっても、コースケの顔が目に入れば、コースケの声が耳に届けば、疲労の限界を超えて踏み出すことができた。
しかしどうしても、彼はスターにはなれなかった。
それでも彼は、ひたむきに、常にいつか自分がスターになる日を夢見て、一歩ずつ、一歩ずつ、着実に邁進してきた。
2016年の台湾にて。コースケのアルティ人生を左右する、重大な事件が発生した。
満を持してマッチアップした、アルティも顔面も圧倒的勝者のアンディとの直接対決。
泥臭い努力が勝つのか、イケメンが勝つのか。
蟻に核ミサイルを撃ち込むが如く、むごたらしいという言葉だけでは表現が足りないほどに、コースケは駆逐された。
試合後、コースケはほとんど消し炭のように生命力を失い、イスにもたれかかったその体は130度以上に折れ曲がり、焦点の合わない虚ろの目をしたまま、まるで亡霊に憑依されているかのごとくオートマチックにその口から言葉がこぼれ出た。
コースケ「俺は・・・、いつになったら・・・、スターになれるのだろうか・・・」
確実に彼の本音であった。
魂の叫びであった。
ここで誰かが手を差し伸べないと、彼の命と同義であるアルティというロウソクの火が、儚くも消えてしまう。
コースケの長きにわたる努力、アルティ界への貢献、そして男としての生き様を身近に見続けてきたわしは、その瞬間、決意した。
“この男を、必ずスターにしてみせる”
その日から、長かった。
わしはエベレストほども高いハードルのこの命題に対して、2年間毎晩徹夜で思案と準備を重ねてきた。
そして遂に迎えた、血と汗と涙の集大成の場、Run to Taiwan2018。
果たしてコースケはスターになることができたのだろうか?
エクスタシー共同体:染井吉野のメンバー20人による完璧なバックアップ体制により制作されたドキュメンタリー映像、その尺なんと27分!!もはやテレビ番組!!
読者諸君、究極の男の生き様を、刮目して見届けよ!!! PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |