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2018 11,29 17:44 |
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2018年11月23,24の、三連休の金土。 静岡県富士川緑地で開催されたGAIAカップに参加した。 今回参加したのは、SIBERIANS(我々はもっぱらシベリアンズと呼んでいたが、モノホンの英語読みでは、サイベリアンズというらしい)という、我らがハスキーズのOBOGチームである。 ちなみにSIBERIANSのネーミングの由来は、わしの1コ上であるハスキーズ11代の鈴木りょーじパイセンが、10年以上前にポロッと「ハスキーOBでシベリアンズっていうチームをつくりたいなぁ」と言っていたことがキッカケである。シベリアンハスキーからくる、安易な発想と思われる。 SIBERIANSは今回が初結成ではなく、4,5年前に試験的(?)に菅平ミックスで結成されたことがあったが、人数不足のため究極に過酷な大会となってしまったためにその後しばらく結成が見送られていた。 しかし今回、各代のエース級のOBOGだけでなく、もはや何代かカウントすることも困難なくらい下の、2年生のウド、みずき、1年生のすずという、現役からも強力助っ人が参戦してくれたため、なかなかに良いバランスで人数が集まった。 わしは精神年齢は永遠に中二であるためその点では彼らと同期むしろ下の感覚でいたのだが、残酷なことに肉体年齢は彼らの倍ほどに達しており、社会的には余裕で最年長選手を決め込んでいた。 そんな激アチメンバーで臨んだ初戦。朝イチの8:00に試合開始であった。 相手は「PEんぽこ」という、チーム名だけでは全く得体の知れないチームであったが、いざ対峙してみると、特に男に関しては見上げるような巨人が揃っており、圧倒的な迫力を放っていた。加えて女子も強豪スワンピーに所属する選手もおり、実は東西体育大連合のOBOGチームであったという、我々はとんでもないジョーカーを引いてしまっていた。 しかし俺たち激アチハスキーズはがんばった。 圧倒的な体格とテクニックを誇るPEんぽこ相手に一進一退の攻防を繰り広げ、残り3分で1ダウンの、ディフェンス。 番号回しの関係でわしはこのセットに入っていたのだが、直属の後輩たちにパイセンの漢気を見せつけるにはこれ以上ないシチュエーションが整っていた。 もちろん勝負のディフェンスは、マンツーマン!! 100%のスローオフダッシュから、ハードなマンツーを敢行!! 出ていた7人全員による烈火の如きディフェンスで、じりじりとゲインをされながらも、自陣エンド前付近で執念のTOを奪取!! キターー、男祭りやーー!!!とばかりに、わしは得意のカウンターでTOが起きた瞬間に奥に猛ダッシュ!!!!! するとさすが後輩、わしの猛ダッシュを感じてくれたガリなかしょーが渾身のサイドロング!!!!! サイドロングは吸い込まれるようにわしのもとに!!キャッチしたわしから、残り10m弱でブレイク!!! 更に後続も猛ダッシュでラインをあげており、我々3人:相手2人という絶好のチャンス! ここは固く、一旦ディスクを落ち着かせるか、自らのテクニックを信じて浮いている1人にシュートをぶち通すか。 そんな究極の状態で、ここにはいないはずの、志村さんの声をした神と、コースケの声をした悪魔が、わしの脳に直接語りかけてきた。 志村さん「君にはまだ早い。悪いことは言わないから、後ろを向いて、頼もしい後輩にディスクを委ねなさい。」 わし「でも、、でも、、、僕も最年長として、自分の手で後輩にカッコイイところ見せたい・・・」 コースケ「俺は台湾でスターになった。ビンビンのエクスタシーだった。お前はいつまでも財布として若い女の子に転がされているだけの人生でいいのか?」 わし「うう、コースケさんは確かに台湾で他の追随を許さないスターになってたけど、明らかにチームメイトから虫ケラを見るような視線で見られていたのは、僕だけの気のせいなのかな・・・。」 志村さん「君は今まで私の優しくて太いスローをたくさん見てきただろう?君にはまだ全くそのレベルに達していないという自覚があるはずだ。だから、ここはひとつ心を落ち着かせて、ディスクも落ち着かせなさい。」 わし「そうだよね、、、コートを横断するほどの距離がある駆け上がりのスローなんて、僕のテクニックでは決して確実とは言えないよね、、、」 コースケ「スターの俺から言わせてもらえば、チャレンジしないで後悔するよりも、チャレンジして失敗したことによる後悔を選ぶね。トライが無ければ、エラーも無いのだよ。俺は一足先にスターという天上界で待っている。そこんとこ、よろしく。」 ロングをキャッチした後の一瞬の葛藤の後、わしは決断を下した。 わしはコースケに続いてスターになるべく、コートの逆サイドを猛然と駆け上がるしゅうへいに、確固たる自信を持って、長距離のサイドインサイを投じた。 わしの魂を込めたサイドは、体重がしっかり乗ったときに鳴る“ブンッ”という効果音と共に、極めてスウィートな傾き、スウィートな高さ、スウィートなスピードで、まるで糸を引くような軌道で推進していった。 ただ、コースだけが、致命的にマイナっていた マイナスに気付いたしゅうへいがマイナスに跳んでも手にかすりさえしないほどのマイナススローが、逆サイドのサイドラインを越えてコート外にぶち飛んでいった。 終わった 初日の9時を前にして、GAIAカップも終わったし、チーム内でのわしの立場も、終わった。 わしは、いつになったら、スターになれるのだろうか・・・ PR |
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