2025 05,16 07:03 |
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2018 11,01 18:15 |
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(オゲレツワード頻出のため、食事前には決して読むべからず)
2018年10月下旬に開催された、チャンピオンズリーグ。
1大会でブログのネタが2つも生まれるくらい、わしは忙しかった。
初日のボンバーズ、θとの戦いは、老婆が横断歩道を渡ろうとしていたら進んで手を引き補助してあげるが如く紳士の心で積極的に得点を譲り、何の障害も無く2戦全敗を達成した。
概ね想定どおりの試合展開であったが、唯一腑に落ちない点は、我ら東京都聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部VegeGriffonsの試合を姉妹チーム・ヘーセーベジグリフォンズが応援しに来てくれたとき、我々は史上初の黄色い声援に妙に張り切ってスロットルを爆上げすることもなく、いつもどおり淡々と相手に得点を譲り続けるという高尚な行いを続けていることに対して、なぜかヘーベジのメンバーは我々に虫ケラを見るような視線を浴びせ続けていた気がしたのだが、ただの気のせいであると信じている。
初日の全試合が終わると、待ってましたとばかりに我々の活動は活発化した。
既に試合直後に向かってギリギリの時間で予約(2週間前から予約済)されている焼肉屋に行くため、ユニすら着替えずに会場を後にした。
焼肉屋の2階にある座敷部屋では、たくさん試合に出て体に疲労が出ている若手選手を差し置いて、ほとんど試合に出てないのに日常のスロットや麻雀のやり過ぎによる腰痛のために、専属トレーナーのマコン☆君にマッサージさせている(しかもビールを飲みながら)ドリンボに、わしを筆頭に皆殺意を覚えていた。
しかしその殺意は、ニオイだけはワールドクラスのそのクソタコの激臭ソックスを、ニオイに敏感と散々公表しているわしの、財布にぶち込んだり、階下に置いてあるKEENの上においたりと、クソタコの子分として自主的かつ積極的に働くトミンボの妨害行為により霧散させられた。
トミンボは一体どこを目指しているのか、このままでは永久に信州に帰れなくなるのではないかと、殺意を超えて、わしはとても心配になったのであった。
いつの間にかドリンボの激臭ソックスは、座敷部屋の空中を飛び交うようになっていた。そしてわしの付近に落ちた汚物を部屋のどこに投げても、その後常にわしのほうにソックスが返球されるというポルターガイスト現象が発生していたため、ブチ切れたわしは激臭ソックスを2階の窓から捨てることにした。
ソックス片手に2階の窓から身を乗り出し絶対に取れないところに投げようと試みていると、わしはいきなり暴漢に背後から羽交い絞めにされ、力ずくで取り上げられた激臭ソックスを、あろうことか口の中にねじ込まれそうになった。
わしは必死に抵抗したが暴漢の力は強く、爆臭ソックスが口の表面をなぞるたびにわしの意識は飛びかけ、抵抗の末に羽交い絞めから解放されても暴漢への反撃を行う余裕も無く、もだえ苦しみながらトイレに一目散に向かうことしかできなかった。そしてそれまで目一杯食べていた美味なお肉は、わしの食後早すぎる体内デトックスによって勿体無くもその一部が放出されてしまった。
紛うことなき暴力行為である。
決して許されることではない。
結局後ろから羽交い絞めにしてきた暴漢が誰か確認することができなかったが、あの力が強く、肉厚ボディーの感じから、平本かトミンボではないかと推測している。
犯罪に手を染めた君にまだ良心が残っているのであれば、いつか月にかわってお仕置きさせていただくので、直ちに自主することを勧告する。
と、激臭ソックス事件だけでもお腹一杯なのだが、今回、事態はこれだけでは収まらなかった。
焼肉も終盤に差し掛かり、酒と肉で顔面がギトギトになっているドリンボが、ふと呟いた。
ドリンボ「なんだか、朝から、ケツが痛てぇ。」
宇宙誕生以来の地球史において、限りなく底辺に位置するこのトピックスについて、誰しもがスルーする流れだったところ、あろうことか似たような価値観をお持ちのこの男が拾ってしまった。
コースケ「触って確かめてみたらええやん。」
ドリンボ「実はさっき触ってみたんだけど、もしかしたら出ちゃってるかもしれない。」
出ちゃってるものとは、彼においては、肛門から顔を覗かせているイボ痔のことを指す。
過去にドリンボから親指大のイボ痔が出てしまっているときに、信州の爽やかな風が色濃く残っていた純粋無垢なトミンボがマッサージの勢い余って肛門にスマホをブッ刺してしまったところ、ドリンボの肛門が完全破壊され絶叫と共に歩行困難に陥ってしまったことは、俺たちVegeGriffons史の麗しい活動の一端の記憶として燦然と輝いている。
今回はそこまでのサイズではないが、出ちゃっている可能性があるのだという。 チームメイトの体調の異変に、さすがは最年長、初動が早かった。
ガーソー「このなかにお医者さんはいませんか??」
場末の焼肉屋の2階(貸切)に、医者などいるわけはない。
と、読者のみなさんは思われることであろう。
しかし我々、東京都聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部VegeGriffonsのメンバーは、過去の記事からも読み取れるように、意外と偏差値が高い。
そして今回、なんと、現在某大の医学部で実習中の、医者の卵こと、マサキが含まれていた。
しかしマサキは明らかに顔を伏せ、頑なにガーソーやドリンボと目を合わせることを避けていた。
膠着状態が続くなか、ガーソーが続けた。
ガーソー「マサキくん。君は、困っている人を助けるために、医者を志しているのではないのかい?」
マサキ「・・・、そうです。」
ガーソー「それであれば、すぐ近くに困っている人がいるみたいだから、この場で診察してあげたほうがいいのではないかい?」
マサキ「・・・」
『苦虫を噛み潰す』とネットで検索したら、そのときのマサキの顔がトップで出てくるのではないかというほど、苦悶に満ちた表情をしていた。
ベジの若手筆頭のマサキ、絶体絶命、というところで、毎大会はるばる石川県から単身チームに帯同してくれるというド変態マネージャー・さやかから、温かい血の通った人間から出てくる言葉とは思えない発言が飛び出した。
さやか「(ドリンボの)同期のハルオさんが診察したそうにしているよ。」
世の中には、
言って良いことと、
悪いことがあるだろう?
それは、悪いことの方だよ。
お祭りムードに包まれた座敷部屋にはいつの間にか座布団を並べただけの診察台が設置され、クソタコどもに導かれるがままに、わしはいつの間にか診察台に仰向けに横たわっていた。
おや?
なんで診察する側が横になっているのカナ?
すると出番を待っていたドリンボが、満を持して診察台に近づいてきた。
一歩一歩近づいてくるバケモノは、当たり前のように下半身が完全開放されていた。
そして、「診察お願します」とばかりに、わしの顔をまたいできた。
この世にこれより不快な光景が存在するだろうか。
しかし覚悟を決めたわしは、指名医師(確実に本来の意味と違う)としての役割を果たすために割り箸を両手に構えたまま、責務の全うに努めた。
当時のわしは完全に錯乱状態に陥っていたようで、「保険、保険」と叫びながら割り箸を握り締めていたのだという。もしもドリンボの生ケツが顔面に墜落するという事故が起きそうになったら、未然にケツに割り箸をブッ刺して自衛するという、本能的な防衛本能が働いていたに違いない。
そして遂に診察のときはやってきた。
まるでエレベーターのように、ドリンボのケツが滑るように寝そべるわしの顔面に向けて降下してきた。
その距離、1m。まだ見えない。
80cm。まだ見えない。
60cm。まだ見えない。
40cm。見えそうだが、、、まだ見えない。
30cm。もう視界の不快感度的には限界だが、、、まだ見えない。
20cm。
見えました。
なんか、小指の先っちょみたいな何かが、見えました。
だからなんだっていうんだよ畜生
また一つ、最低の経験の下限が更新された。 PR |
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