2025 05,16 03:46 |
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2010 09,21 14:13 |
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ある日の練習の帰り道。 わしは荻窪に向かう予定であったので、ついでに自称新宿が最も似合う男どりんぼを家まで送ってあげることにした。 愛車のコペンに足臭魔人どりんぼが乗り込むということで、それを見越して事前に奴の足もとのスペースに香水を2プッシュしていたことは言うまでもない。 新宿付近に近づくと、どりんぼから珍しいことに「うちで夕飯食べていかない?」と夕飯に誘っていただいた。ご結婚されてからの宅飯なので、当然どりんぼが料理するわけではなく、奴のワイフのお料理を食べれるということで非常に魅力的であった。(奴がまだシングルだった頃に手料理をご馳走してもらったことがあったが、まるで石器時代のような調理方法で賞味期限限界の食料の一斉処分をさせられた。http://web.sfc.keio.ac.jp/~rikishi/2005dorinbo_party/2005dorinbo_party.html) そんな魅力的なお誘いがあったものの、その後用事があったためやむなくお断りせざるを得なかった。 そんなこんなでどりんぼ宅に到着すると、少しあがらせていただくことになった。するとマコさん(ワイフ)はとても気にして下さり、少しでもいいからとご飯を用意して下さった。麻婆丼、サラダ、桃であった。最近チープな外食しか食べていないわしにとって久々の手料理であったので、とてもおいしかった。やっぱり手料理はいいなぁと感慨にふけっていた。 わしがしみじみ味わっているのとは対照的に、汗が噴き出るほどの壮絶な勢いで、完全に2人前用意されている麻婆丼とサラダを一心不乱に己の口にぶち込み続けている輩が隣にいた。もちろん、それが誰かは説明不要である。 わしはまさかとは思ったが、どこかに嫌な予感を感じていた。 奴は親の敵のように必死の形相で飯を口にぶち込み続け、もはや口まわりはホワイトクリスマスやらレッドホットクリスマスやらもう訳のわからないぐちゃぐちゃの模様を形成していた。 テーブルの上の料理がほとんど全てなくなったところで、一通り作業を終えたマコさんがやってきて、言った。 マコさん:「あれ、私の分は??」 家にいるのはわし、どりんぼ、マコさんの3人。わしの分以外に2人前用意されているということは、その後それを誰が食べるのかということは幼稚園の年中さんでもわかることである。しかし、その空間にはわからない者が1名いたらしい。 料理つくったのに食べれないなんていう状況は、レストランとか以外ではまず無いが、そんな異次元な状況がその空間には生み出されてしまった。 マコさん:「何で私の分も食べちゃったの?」 どりんぼ:「足りなかったから」 マコさんの分が足りなくなってしまったことにわしも加担してしまったような気がして大変心苦しくて恐縮な気持ちになりながら、またコペンの旅に戻りましたとさ。 PR |
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