2025 05,16 04:03 |
|
2019 03,12 17:29 |
|||||
2019年3月。 ドリームカップに出場するため、おなじみ静岡県は富士川緑地に来ていた。 世界でも有数のBigトーナメントであり今回は2500人もの選手が参加されていたとのことで、会場を少し歩くだけでたくさんの知り合いに遭遇することができた。 わしなんぞただの東京都聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部ベジグリフォンズ(以下、トーベジ)の一兵卒でしかないのに、皆さん声をかけてくださり、とっても嬉しかったのである。こんな素敵な繋がりがたくさんあるのだから、アルティはやめられない。また、皆が一堂に会する大会を開催してくださる運営の方たちには、素直に感謝の念が尽きないのである。 そんななか、今回、以前とは違う感じで声をかけられる機会がとても増えた。 「監督っ!」 ヘーベジの選手を始めとして、モノホンの代表監督や代表選手など、名だたる方々からもお声がけいただいたのだが、、、なぜだろう、皆さん漏れなく半笑いだったのは、なんでだろう??? 微塵も心当たりが無く不思議な気持ちでいっぱいであったが、とりあえずまだ「ストーカーっ!」と呼ばれることはなかったので、良しとしようか。 フラフラと会場を歩いていると、先のようにお声がけいただくとともに、大会中に一度は知的好奇心旺盛な読者の方から「ブログの更新を楽しみにしてます!」と励ましのお言葉をいただく。その度にジャーナリスト魂に火が点くのであるが、残念ながら、今大会は不作であった。 やはり新鮮で高品質のネタを溢れるほど提供してくれるコースケ師匠が先日の甲州オープンで痛めたと大袈裟をブッこき、エントリーメンバーがギリギリというところなのにドリームへの参加予定を翌週、翌々週に控えるスノボ合宿を見据えた自宅療養に切り替えるというチームメイト見殺しプレイに走ったことが、大きな原因の一つであろう。 ネタ元の二大巨頭の片方が不在となると、残るはドリンボのニオイネタしか選択肢がなくなってくるため、ジャーナリストとしては非常に厳しい台所事情となってしまう。 またニオイネタは本腰を入れて取材を行ってしまうとわしが体調不良に陥りその後のアルティのパフォーマンスが劇的に落ちるという諸刃の剣であるため、極力避けたいジャンルなのである。 ともあれ、大会後の儀式的に已む無くネタを紹介させていただくとすれば、『ドリンボのいる部屋だけ屁のニオイが異常事件』というものがあった。 宿は和室4人、6人の2部屋に分かれており、ドリンボは4人部屋の方にいた。 その顔面から予測がつくとおり、ドリンボは起きているときも寝ているときもまるで呼吸をするかの如く屁をこきまくるのであるが、よりによって夕飯の中華屋でニンニク料理を食いすぎたことが事件性を加速させたらしい。 翌朝、6人部屋の方は人数が多いにも関わらず爽やかな朝を迎えたが、ドリンボのいる4人部屋の方はドアをあけた瞬間、空気の含有分子比率がドリンボの屁によってバランスを失ったのではないかというほど部屋全体が屁のニオイで充満しており、歴戦の勇士であるガーソーですら寝ながらにして苦悶の表情を浮かべていたほどであった。 更にそのニオイの程度を表現するのであれば、おじさんに臭いニオイを嗅がせて苦しんでいる姿を見ることに異常な興奮を覚えるという猟奇的な変態であるトミンボの暴力により、わしはその部屋に叩き込まれて数秒間閉じ込められたが、たった数秒であっても扉を叩き開けて廊下に転げ出てしばらく呼吸を整えるのに時間を要するほどであった、とも言える。 もしニオイに敏感なわしが何時間にも亘りこの部屋で寝ていたら、おそらくドリーム2日目の朝を迎えることができず、この報道もみなさんにお届けすることができなかったであろう。 うーむ・・・、ネタとして、弱い・・・。 わしの取材の腕も、落ちたものだ・・・。 そろそろ執筆業も、引き際ということか・・・。 帰りの車のなか、そんな寂寥感を覚えながら帰途についていると、まさに瓢箪から駒と表現するにふさわしい出来事が起きた。 【りきしのことわざ豆知識】 瓢箪から駒が出る
なんと、トーベジの最終戦であったびわこ成蹊大との試合のライン際で観戦していた方から、第三者の視点での極上のネタのタレ込みがあったのである。 今回、そのコート外からのタレ込み屋からの情報に、実際に試合に出場していたわしの視点をもって補完させるという、全く新しいスタイルで記事を完成させる試みを行ってみたい。 10人で戦いを挑むトーベジのメンバーは、ラインナップする全員が肩で息をしていた。 相手はトーベジの2倍以上のエントリー人数、25人を誇るびわこ成蹊スポーツ大学レイカーズ。 個々のテクニックや身体能力の時点で既に不利であるのに、この人数の差は絶望的であった。 試合開始から、我々がほぼ替えなしの状態である一方で、レイカーズは完全にOセットとDセットを分けて組んでおり、得点しても失点しても間髪入れずにラインナップするという、人数の少ないチームと対戦するうえで非常に効果的な戦略を執ってきた。 それでもなんとかトーベジはオフェンスターンだけは死力を尽くしてキープを続け、残り時間10分くらいで、スコアは9-9。 TOの少ないキープ合戦のなかで、レイカーズのオフェンスの連携ミスにより、ようやくTOが発生。遂にやってきたブレイクチャンス! 主にレイカーズ側かと思われるが、サイドラインにはボチボチ観客がいて、遂にこのシーソーゲームの均衡が崩れるのかと、皆、固唾を飲んで、もとい、冷やかし半分に見守っていた。 じわじわとトーベジがパスを繋げ、ゴールまであと数mという、エンド前のギリギリの攻防に突入。 粘りの展開が続き、遂にアンハメ側でのバックの裏縦を狙ったシュートが放たれた! しかし少しだけディスクは外側に膨らみ、サイドライン上を通過! それでも仕掛けていたわしはあきらめず、左足のつま先が地面から離れないように努めながら、全身を最大限伸ばして右手でキャッチ! 着地してすぐインかアウトか確認すると、無常にもキャッチの時にはつま先はオンラインか外に出ていたとのことで、アウトの判断。 TOとなった。 その後のレイカーズオフェンスからTOを取り返す体力はトーベジメンバーには残っておらず、あえなく失点。 試合を通じて千載一遇のチャンスをモノにできず肩を落として逆側のエンドにトボトボ歩くトーベジのメンバーであったが、 その時、 ライン際のタレ込み屋は、 見た! ドリンボ「へーい、ドンマイドンマイ、キープしようぜー!!!」 他のメンバーと一緒に歩いていたドリンボは、ドリンボにしては珍しくまともな発言をしていたそうなのだが、その右手の挙動はまったくもってまともではない事態にあったことを、ライン際の複数人が同時に目撃していた。と同時に、その異常事態を目撃した観客(主に女子)から、試合の展開とは全く関係の無いタイミングと理由で引きつるような悲鳴があがった。 上はユニ一枚、下はトランクスに短パンを履くだけでもちろんグローブも装着しないという軽装のドリンボの右手は、完全にトランクスの中に差し込まれ、ダイブではさまった芝生を落とすわけでもなく、かゆい場所を掻くでもなく、明らかにドリンボのアナコンダ、もしくはスチュワートリトルのいらっしゃるであろう場所をゴリンゴリンにまさぐっていたのだという。差し込まれた手の深さは、なんならアナコンダ(もしくはスチュワートリトル)を通過して、その先の洞穴をほじっているのではないかという程の深さであったという。 その時点でそれなりにあがっていた悲鳴は、次の瞬間、更に大きくなった。 確実にディフェンスではない何か別のポジションの大規模修正と、洞穴の入口付近の清掃を済ませたドリンボの右手は、その後、タオルで拭かれることもなく、水で洗われることもなく、アルコールで消毒されることもなく、そのまま顔面から頭にかけての汗をぬぐいにゆき、まるでその岩石のような顔面にシーブリーズを塗布するが如く心行くままになびり散らかされていたのだという。 フィクションであることが確定しているホラー映画なんかとは比べ物にならない、あまりにリアルでノンフィクションでグロテスクでおぞましい光景を目撃してしまったライン際の観客(特に女子)は漏れなく全員がドン引きし、もはや悲鳴を上げる声も失い、鳥肌が止まらなかったとか。 悲劇は、事態に気付いてしまった観客のメンタルを崩壊させるだけに留まらない。 触るたびにドリンボのドリンボが大量付着してゆくディスクを使用し続けたことも鳥肌モノだが、極めつけは試合終了後、レイカーズの爽やかな青年たちは皆固い握手をしてくれたが、その全員がもちろんドリンボともガッチリ握手を交わしているわけで、執筆している今彼らの爽やかな笑顔を後顧すると、甚大なるいたたまれなさを禁じえない。 ドリーム後、レイカーズに集団食中毒が発生した場合、それは確実に大会に出展してくれた屋台の食品ではなく、大学の学食のものでもない。 確実にヤツによる無差別でナチュラルなテロルが原因である。 そんな久々の登場と思ったら、 自然体で最低のネタを振りまく輩とは、 そう、 ドリンボ PR |
|||||
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |