2025 05,16 04:10 |
|
2019 03,01 17:25 |
|
2019年2月下旬の土日。 山梨県は押原公園グラウンドにて開催された甲州オープンに来ていた。 平成聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部ベジグリフォンズ(以下、ヘーベジ)のストーキング、もとい監督をしつつ、東京聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部ベジグリフォンズ(以下、トーベジ)の選手として参加した。 一応選手としても参戦したものの、本業であるジャーナリストとしての参加の方が収穫が多かったことは、こんな短期間で2本も記事が生まれてしまうほどなのだから、比べるまでもない。 押原グラウンドへ、わしは愛車のコペンを駆って参上した。 そしてその小さな2シーターの助手席に座り、東京から山梨まで長時間濃密な時間を過ごしたダチ公は、 そう、 コースケ 濃密な空間で、コースケ師匠はヘーベジに賭ける思いの丈を熱く語ってくれた。 今後ヘーベジに求められる能力や、自分が代理監督を務める和歌山でのAOBUCに向けてのプランなど。 本件がただのハニートラップであり、かえでやりおから今後一生意見を求められることはないかもしれないというリスクは一切考慮せずに、師匠はとにかく熱く語っていた。 その熱さの一端を紹介するのであれば、 ・是非AOBUC本番までに、一度はビーチでの練習を組みたいものだ ・ヘーベジの戦略・戦術を理解するために、GWに予定される合宿に参加する覚悟がある など、かなり具体的なイメージを持たれており、更には先のスケジュールについてまで既に調整しているという、念の入れようである。 繰り返すが、本件が悪質なハニートラップであった場合、それら考え抜いた構想について、一生聞かれることもなく、ヘーベジはおろか誰にも伝わることなく消えてゆく可能性があることに、この三分の一の純情な感情が空回りする漢は気付いていない。 ヘーベジへの熱い想いは、戦術面だけに留まらなかった。 わしが当ブログにて全国調査を行った結果、全国の回答者約50人が、信じ難いことに100%の回答率で「大型免許取得を期待」している旨を伝えると、表面上は「いやいやいや、ないから」と言いつつも、14人乗りのマイクロバスを運転するためには現在持っている中型免許(重量制限有り)の制限を外す試験を受ければいい、など、なんだか異様に詳しい知識を蓄えていらっしゃったので、将来的に大型免許を取得することに関してやぶさかではない模様である。 それどころか、和歌山のビーチだったら、車両よりも、船舶や、いっそのことヘリコプターでコートサイドに横付けし、垂らされたロープから飛び降りて登場するほうが俺ことスターにはふさわしいのではないかと、一般人には思いもよらないスケールの大きい発言をされていたので、もはや大型免許など霞んでしまうほどである。 AOUBCまでにコースケ師匠が何の免許を取得されるのか、大いに期待なのである。 さて、大会であるが、初日の一試合目が始まった瞬間からなぜかわしは記憶喪失となっており、試合の記憶が一切無いのであるが、気付いたら宿泊先の部屋にいた。 既に夕飯の迫る時間であったが、布団に座るわしの目の前にはなぜかセーラームーンの衣装を装着したおじさんが立っており、あまりに理解不能な出来事にわしはただ目を白黒させることしかできなかった。 コースケ「これでいいんだろ?」 何がいいのだか欠片もわからないのだが、ドヤ顔でセーラームーンの衣装を決め込むバケモノが自らいいと思うのだから、いいのであろう。そのままトーベジの一行は夕飯の用意されている宴会場へと向かった。 宴会場には、トーベジの他に、HUCK、スワンピー、ヘーベジ、ダーウィンがいたが、ゴミ事態慣れしている彼らだけではなく配膳してくれる女将さんすらもトーベジに帯同しているバケモノに積極的に触れようとしないのが、あまりにも痛々しかった。 そんななかでも、ヘーベジの首脳陣であるりおだけがバケモノことAOBUCでの代理監督がむごたらしい事態に陥っていることを慮って、なんとかヘーベジのメンバーからだけでも理解を得ようとフォローに奔走していたが、さすがのりおをもってもバケモノのケツを拭ききることはできず、宴会場の一区画だけ露骨に事故っている状態のまま時は流れた。 途中、後から来た初代ベジガールのつぐみが無言のままゴミを見るような目でバケモノを睨んでいたが、その行為にすら愛を感じるほどであった。 夕飯後、極度の疲労に見舞われていたトーベジの面々は、ささやかな飲み会を行うことも無く、早々に眠りについた。 大会二日目。 vs ICU。 既に満身創痍のトーベジは、最終戦だと体に鞭を打ってがんばっていた。 シーソーゲームの緊迫する試合展開の中盤で、事件は起きた。 トーベジのオフェンス、スローワーはガーソー。 ICUによるハードなマンツーにハンド陣が押し込まれ、カウント8。 ガーソーはストールアウトを避けるため、無理くりストーリングをかいくぐってバックインサイを投げたが、出だしから低いディスクは、そのまま地面へと吸い込まれていった。 無常にもディスクは地面に着地しほとんどカーリングのように地面を滑っており、皆が「あちゃー、TOか!」と思っているところに、既にTOが確定しているディスクに向かって、まるで地中貫通爆弾バンカーバスターの如く空から地面に、顔面から高速で着弾した戦士がいた。 その、 地球に己の体ひとつで戦いを挑んだ男とは、 そう、 コースケ 体も心も驚異的な痛み耐性を持つ彼をもってしても、さすがに地球には敵わなかったらしい。 顔面から地球に激突し、全体重が顔から首にかけて乗った状態でバウンドしたコースケ師匠は、漫☆画太郎先生よろしく顔面を完全解放させたまま「うぎゃーー、ボキッっていったーーーーー!!!」と言いながらライバルの地球の上をのた打ち回っていた。 遂に、スターは、星となったか・・・。 さすがに普通ではない事態を察して駆け寄ると、転げまわるコースケのすぐ隣には、真っ二つに折れたOAKLEYが落ちていた。 うむ、ボキッていったのは、コースケ師匠じゃなくて、OAKLEYさんの方なんだろうな。 しばらくすると痛みも和らいできたのか、なんとか自力でコート外まで歩いていったコースケ師匠であったが、その背中からは明らかにしょんぼりした気持ちが伝わってきた。 なぜ彼がそんなにしょんぼりするかと言うと、翌週の週末(有給2日取得して、計4日)は北海道へスノボ、翌々週は箸休めにドリーム、更に次の週は甲信越あたりへスノボと、過密スケジュールが予定されているからであることは、明白であった。 後日、医者の診断によると、やはり鎖骨が折れていたとのこと。 甲州オープン前からの怪我をあわせると、 ・鎖骨の骨折 ・あばらにヒビ ・足首の捻挫 これだけの怪我を抱えながら、現在、北海道でスノボを満喫しているとのこと。 このタフさが、コースケ師匠がただの雑草からアルティ界に燦然と輝くスターにのし上がっていった、素質なのかもしれない。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |