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2018年10月13、14日の土日。 前回大会が終わった瞬間から知っていた、エクスタシー間違いなしの日付。 そう、昨年まさかの優勝という快挙を成し遂げた台湾での大会「Run to Taiwan」に、今年もチーム・染井吉野として参戦した。 前回、【昼の部(アルティ)も夜の部(パーティー)も圧勝の、完全制覇】という目標を立てて臨み、昼の部の目標は達成できたものの、夜の部に関してはまさかの『パーティーキング賞の廃止』という究極の鬼畜プレイが炸裂したために、パフォーマンスとしては圧勝であったものの何も評価されないという、惨たらしい結末を迎えたのであった。 その苦い思い出は、石野氏が決勝の試合中に落としてそのまま泥沼の中に消えた3万円の腕時計と共に、台湾での忘れ物としてわしの心に1年間残り続けていた。 そして迎えた2018年。 昨年にも引けをとらないメンバー構成(神、東京ベジおじさん、平成ベジガール、顔面がピコ太郎で首から下がセーラームーンのバケモノ、など)にて臨んだRun to Taiwan。 今回こそ間違いなく完全制覇、 できると思っていた。 が、結果、 昼の部 → 3位 夜の部 → パーティーキング賞/獲得、パーティークイーン賞/逃す あまりにパーティーキング賞の獲得に集中しすぎてしまい、人材と費用の投入を著しく偏らせてしまったために、肝心の昼の部と、パーティーキング賞の対となるクイーン賞を逃してしまった感が非常に強いという感想が残る、激アチの中にほろ苦い思い出も残る大会となった。 場面によっては5カメによって撮影された、パーティーキング賞獲得までのドキュメンタリー映像(短編映画の枠を遥かに超える尺になる予定)は後日改めて公開する予定なので、乞うご期待なのである。 わしは今でもその光景を忘れない。 2016年。 全試合が終わったあとのテント付近にて、顔面もアルティもイケメンのアンディーとの直接対決で、赤子の手をひねるかの如く駆逐されたショックにより、燃え尽きたマッチ棒のように体を傾かせて虚ろな目をしたその男は言った。 コースケ「ああ、俺は、いつになったらスターになれるのだろうか・・・」 それは、嘘偽りの無い、渾身の発言であることは、付き合いの長いわしにはハッキリと感じることができた。 下積みが長く、不遇を受け続けてきたその男ももう31才。 アルティ人生も、カウントダウンが始まってくる年頃。 その、男の心の底からの願望を耳にしたわしは、自分の胸に誓った。 近い将来、この男が引退を決意する前に、必ずやスターダムにのし上げることを。 2018年10月13日(土)の夜、コースケ(以降、「漢」)は、本人曰く『ビンビンのエクスタシー』を感じていた。何が起きたのかは別の機会に報告させていただくが、間違いなく漢は自らが遂にスターに上り詰めた確信をもって、顔面からとめどなくエクスタシーを垂れ流していた。 しかし人間とは欲深い生き物。 漢は夜の部だけでは物足りず、昼の部ことアルティにおいてもエクスタシーを感じたいという欲にかられたらしい。 去年、つぐみのスーパーキャッチを一瞬にして無にする地球刺しをしてゴミをみるような目で見られるエクスタシーを再現すべく、今回もその努力には余念がなかった。 しかし初日、どんなに刺そうが全て新ベジガールのミワがかっ跳びダイブでスーパーキャッチしてしまうため、狙い通りのエクスタシーを得る機会を逸してしまっていた。 そんなこんなしているうちに2日目の試合も終盤に差し掛かり、自らのスローにより刺す機会もほぼ無くなったと思われた頃、突然にそのときはやってきた。 ときどき信州の仮面を被っているが、性根は完全に東京都聖オゲレツ学園アルティメットゑロス倶楽部VegeGriffonsに浸りきっていることでお馴染みのハルモトが、漢へ投じたサイドインサイ。 ↑アルプスカップ運営を纏め上げた重圧の反動で、台湾において私服感覚でセーラー服をお召しになり開放感エクスタシーを満喫するハルモト しっかりと踏み込んで体重の乗ったスローの出だしは完全に漢の胸元に吸い込まれるコースかと思われたが、次の瞬間、漢とディスクの次元の狭間に、一瞬だけつぐみの微笑みを感じた。 するとどうだろう、浮き上がってくるはずのディスクが、低い位置から更に低い位置に向かって推進してゆく、まさに、地球へ一直線の軌道に変わっていた。 これは、時空を越えたつぐみの呪い・・・! わしは戦慄した。 漢の目の前でディスクが地球に突き刺さる事態を見せ付けることにより、自らが心に負った傷を再現させようという、強い怨念。 しかしつぐみの呪いは、恐らく想定されていなかったであろう現象までも発現させていた。 その現象とは、 ディスクだけでなく漢にまで呪いが及んでしまい、自分が選手なのかディスクなのか認識できなくなるまで漢の意識を混濁させてしまっていたこと。 次の瞬間、敵味方、誰もが予想だにしない事態が発生した。 漢は、自ら地球に突き刺さっていった。 定番の漫☆画太郎ばりの完全解放フェイスを保ったまま、とんでもない入射角で地球に突入した漢は、爆発的な砂煙をあげ、わしのいたコートの逆側からはほぼ姿が見えなくなってしまった。 その瞬間、誰もが漢がお亡くなりになったことを覚悟したが、エクスタシーにコーティングされた防御力により一命を取りとめ、砂煙に覆われるなか立ち上がった漢の手には、なんとディスクが握られていた。しかし、残念ながらダウンと言われるに違いないと思われたが、あまりのショッキングな事態に動揺を隠しきれないフィリピンの相手選手は判断を誤り、アップを申告してしまっていた。 漢のエクスタシーが、つぐみの呪いを超越した・・・!!! エクスタシーが充満した漢に限界を語ることはタブーであると、身に染みて感じたのであった。 PR |
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