2025 05,16 03:33 |
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2020 08,03 17:22 |
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その時は、予想だにタイミングでふいにやってきた。
歴史が塗り替わる瞬間とは、得てしてそういうものなのかもしれない。 なにも舞台がセッティングされていない、2020年のとある暑い夏の日のマーベリックスの練習でのこと。 -- 「明日タコ車でるって、本当ですかあ?」 文面そのまんまのくそ雑なハニートラップがグループLINEに投下された。練習前日の、午後である。 予定立ててリアルをしっかりと生きている社会人歴15年にもなろうという大人に、そんなただ練習場所が遠いから車を出せなんていう箸にも棒にもかからない、雑にもほどがあるお願いが通るはずがない。 タコことハリウッドタコ師匠は、毅然と返答した。 コースケ「出す必要があるなら・・・」 楽勝で釣れた 練習当日、集合場所に着いてみると、しっかりとコースケもといタコ師匠はベジガール4人を車で連れて、いらっしゃった。 しかしわしはそんなタコ師匠に至極素朴な疑問があったので、率直に聞いてみた。 わし「おはよう、で、今日は何しに来たんだい?」 超越した次元に生きるタコ師匠はその問いに対し明確な答えを返さず、ただただエクスタシーに満ちた気持ちよさそうなお顔をしていらっしゃった。 そんなこんなしているうちに、練習が始まった。 わしの監督業は究極のゲロ甘主義なので、TOがおきれば「うん、次がんばろうね◎」と言い、暑ければ「今日は暑いからアイス食べたいね◎」と言ってあとはベジガールの自主性に任せるというスタイルで指揮を執らせていただいているが、一方でタコ師匠はアルティメットとなると態度を一変させ、その独自の視点で、すごく当たり前のことを大きな声で言うという鬼軍曹に変貌する。 スローミスが起きると タコ師匠「スローミス―!!!」 キャッチミスが起きると タコ師匠「キャッチミスー!!!」 と大きな声でおっしゃるので、タコ師匠がサイドラインから見ているだけでチームはピリッと引き締まる。 そんな感じでいつものように練習が進行し、身内でのゲームのメニューとなった。 普段7対7が揃うのだが、その日はギリギリ13人と一人足りなかったので、わしとタコ師匠が交互に出てその一人を埋める役割を果たしていた。 そんな紅白戦の中で、遂に夢のマッチアップが誕生した。 オフェンス・吉田楓 vs ディフェンス・タコ師匠 U24世界大会やSeattle Riotの主力として世界に名を轟かせる吉田選手と、主に東南アジア界隈で他の追随を許さない圧倒的なキング(パーティー)に君臨するタコ師匠による、まさにジェンダーを超えたリアルガチのノーガードの殴り合い!!! そんな火花散る究極のマッチアップの戦いのなかで、試合を撮影していたキャメラが奇跡の瞬間を捉えたので、本邦初公開、その決定的瞬間を皆さまに! さあ皆の衆、刮目せよーー!!!!!!! https://photos.app.goo.gl/ PR |
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