2025 05,16 09:20 |
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2018 01,05 17:43 |
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2017年の暮れ、台湾の大会に一緒に出たメンバーのLINEグループにメッセージが投稿された。
りお「(要約→)我らベジガール(※)はU24世界大会に向けて、2018年1月4日、パースに飛び立ちます。りきしさんは見送りのために空港に来ますよね?笑」 ※りお、つぐみ、かえでの3人(2018/1/4時点)
干支を一周している彼女らからしてみれば83世代のオヤジたちなんぞもはや狩る対象でしかないはずなのだが、数多の見送り候補の中から単独指名。
これはハニートラップなのか?
これは世に恐れられる文春砲のスタートなのか??
これはドラマ『昼顔』の上戸あやと斉藤タクミの始まりなのか???
いやいや、わかっている。
そう、十分、痛いほどわかっている。
最後の(笑)が全てを物語るように、わしなんぞが見送りに行かなくても大勢に影響は全くない。そしてアンダーの子たちの結果にカケラも影響を及ぼさない。更には最悪のケースを想定すると、行ったはいいが空港で放置され、「ごめんなさいちょっと忙しくて会えませんでしたプゲラッチョ」プレイをかまされるかもしれない。
そう、アルティ界のキモヲタのわしになんて何の期待もされていない。そんなことは便意をもよおしたらウソコをするくらいあたりまえの自然の摂理。
ちきしょー、そんなことは全部、わかってるんだよ・・・
わしの暗澹たる葛藤と裏腹に雲ひとつ無い見事としか言いようがない晴れ空のなか、わしは帰省中であった鎌倉方面の華絵門家族宅から羽田空港へ、相棒・コペンのエンジンをぶん回し、ハイウェイを爆走していた。
羽田空港の駐車場にコペンを停め、待ち合わせ場所である出発ロビーへと歩を進めていると、背後から「ハルピン」と声をかけられた。
振り返ってみるとトミオカがいた。ここにもハニートラップに引っ掛かった哀れな男がいた。
トミオカと合流し待ち合わせ場所に行くと、当たり前のように釣られているかんさんと共に、ベジガール+ミワ(初対面)がいた。
やあやあ!と、わしには不自然なほど爽やかに挨拶をした瞬間、ベジガールたちからは「なんか向こうからやべぇ奴が近づいてきたと思った」とお褒めの言葉をいただき、更に初対面のミワからは無言のまままるでゴミを見るかのごとく冷徹な視線を頂戴できたが、『あ、やっぱりね、本当に来たのかコイツプゲラッチョプレイだよね。』と、なぜか妙に納得することができた。その一方で、ふと『あ、これがコースケ先生がいつも感じているエクスタシーなのか。』と、わしも若干ではあるが顔にエクスタシーが浮かんでいることを感じ取ることができた。
昼メシ時だったので、みんなで空港内の飲食店に入った。全然アルティと関係のない他愛の無い話をあーでもないこーでもないしているうちにあっという間にお開きの時間となり、店を出ようとすると、何やらわしの背中に冷たく鋭い視線が突き刺さっている気配を感じた。
恐る恐る後ろを振り返ってみると、偶然、同じくパースに行く、ハスキーの大後輩のミノリがわしの存在に気付いてしまったようであった。
わしのFacebookへのゴミ投稿の全てに律儀に「いいね!」してくれる親愛なるミノリであるが、SNSではいいねするのにさすがに本人を目の前に「クソきもいね!」こと無視を決め込むことはためらわれたらしく、重い腰を上げておずおずと近づいてきて、声をかけてくれた。
しかしなぜだろう、ミノリの目の物憂げなこと。
時代は違えど完全に湘南藤沢キャンパス(SFC)のあの場所、あの空気、そして4年間のハスキーズ生活という共通体験し、特にSFC生は他のキャンパスからの独立意識が高いと言われているのに、チラッと「でも私この人と違うキャンパスなので・・・」などと安くホワイトホーンズ逃げをかまそうとしていたが、キミは私の直属の後輩なのだよ。そう、ハードキモヲタの、私のね。
しかしながら安いハニートラップに引っかかって羽田空港まで来ていることが10コ下の直属の後輩にバレてTHE・穴があったら入りたい状態のわしは完全にパニック状態に陥っており、話途中に「ほんじゃがんばってね!」とテンプレ応援ワードをリピート再生して、逃げるように店の出口へと向かった。
やべー、お忍びのはずだったのに既に近めの人にバレてしまったと後悔しながら店の出口に向かうと、出口付近で仁王立ちをし、なぜかミノリと同じくこちらに痛烈な視線を浴びせてくる男の存在に気付いた。
そう、 なんだか最近登場頻度高めの、 たくちゃん(≠妖怪)
ミノリのときのように後手をとって錯乱してはいかんと思い、「なんでいるんだよっ!」と先制攻撃を仕掛けてみたものの、どう考えても「それはこっちのセリフだろ」と返されて即死することが目に見えていたので、ここはあえて返事を待たずに他人のフリをして、先の先制攻撃すらうやむやにしたまま出口へ強行突破するプランBに切り替えることした。
勢いのみでたくちゃんの防衛線を突破して店の外に出ると、なにやら入る前と様子が異なっている気がした。
どうやら、ちょうど入った店の付近がU24の選手の多くの人の集合場所になっているらしく、あからさまに関係者が多い。
そのなかで、普段はトップ選手として活躍しながら、今回のU24ウィメン代表とミックス代表のそれぞれコーチを務める萌萌とジェンが目に留まった。
彼女らは血と汗と涙の努力の積み重ねでアルティピラミッドの頂点に登りつめ、今回は世界と戦うチームを率いるという高尚な目的を持って羽田空港に来ているというのに、対するわしはプゲラッチョハニートラップにホイホイ引っかかって羽田空港に来ているという、この格差。そう、わしの手に握られているのは、パース行きのチケットではなく、裁判所行きのチケット。
もうダメポ
どうか気付かれないでくれと祈りを捧げていたが、心無い誰かがチクッたのか、わしの私服が少し特殊で目立っていて圧倒的な動体視力が30m先に現れた違和感を見逃さなかったのか定かではないが、結局、バレた。
わしは完全に視線を外し他人を決め込むというカモフラテクを発動させていたがそんな小手先は2人に全く通用せず、祈りも空しく一直線にこっちにやってきてしまった。
そしてジェンは「なんで声かけてくれないんですか~」と優しく話しかけてくれた。
わし「それはだね、私が安いハニートラップにまんまと引っかかったからだよ。」
・・・、そんなことは言えたものではない。
わしが回答に困ってまごまごしていると、痺れを切らした萌萌から、厳しい注意を受けることになった。
萌萌「缶バッジの位置がズレてる~」
どうやら缶バッジはティクビの真上につけることが鉄則らしく、なるほどわしが胸につけていた缶バッジは1cmほど内側にずれていた。
・・・、なんだかよくわからないけど、助かった。
それからというもの、とにかく羽田空港から逃げたい一心で(←わしだけ)朝の集合場所地点まで皆と戻ってきた。
最後に「羞恥プレイに晒しやがった恨み!」とばかりに、ベジガール+ミワの大事な利き手を破壊せんばかりの固い握手を交わし、アディオスしたのであった。
↓期待のホープ・かえで君とハードキモヲタ
---あとがき--- と、決して一般的なスタイルとは言えない形でお見送りさせていただきましたが、空港にて逆にかまってくれたU24代表関係者の皆さま、ありがとうございました。日本より心を込めて応援しております。これから1週間のみなさまの戦いぶりを、とても楽しみにしてます!1/10(水)と1/13(土)は我が家の120インチスクリーンを用いてシークレットパブリックビューイングを開催予定ですので、興味ある方はFacebookなどでご連絡ください! PR |
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