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2015 04,08 12:35 |
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ワシは華絵門。所有するiPhone2台、iPad2台、MacBook Air1台、iMac1台を扱いこなし、海外でも全ての必要な情報を手にするデバイスに集約させ次々とタスクを処理することから、二つ名を「デバイスの鬼」と呼ばれていることは周知の事実である。
それはさておき、ワシのハスキーズ時代の同期に咲子という女子がいる。アルテ界では「さっこ」と言ったほうが通じるであろうか。ワシとさっことはポン友の仲であるので、ここでは咲子と表記させていただく。
さて、みなさんの知っている咲子はどんな人物像であろうか。
ハスキーズの生んだ人間玩具・松田拓也にガチで恋愛感について物申され、乙女のダイヤモンドを流す咲子。ハスキーズの生んだアルテ界最大の負の遺産・ドリンボとのゲームに破れ、涙ながらにお帰りスポルトを連発する咲子。遊びのダーツであまりにも自らの投球が下手すぎることを嘆き、開始5分で涙する咲子。
そう、とってもピュアー、そしていつでも頑張り屋な咲子。しかしそれは、よそ行きの仮面でしかないのである。しかし10年も付き合ってくると、なかなか他には見せない顔を見せてくる。
2015年4月。ワシは各国連合の「Super Smash Brothers」というチームで韓国は済州島の大会に参加した。大会は土日に行われたので、金曜日にソウルに入り、1日観光するという計画をたてていた。ワシは午前中には到着しており、後から1人合流して一緒に行動する予定となっていた。後からやってくるのは、そう、咲子。
咲子のいない午前中、わしはテキトウに街をフラフラし、念のため公共交通機関での移動の可能性を考えて、「Tカード」をつくっておいた。Tカードとは日本でのPASMOと同じようなカードで、予めいくらかチャージしておき、専用端末が設置されているところにカードをかざすと支払いができるというものである。このような現地のトラフィック情報等も見逃さずに事前に備えておくのが、ワシがデバイスの鬼と呼ばれる由縁である。
午後、咲子がやってきた。次の目的地に行くのにどうしようかと相談したところ、咲子は言った。
咲子「バスでいいっしょ!」
異国での移動手段の中でバスは結構ハードルが高いのでわしは電車やタクシー等の代案を提案したが、咲子の中ではもうバスに乗ることに決まっていたようだ。
ワシ「バスは降りるときとか難しいし、電車とかタ・・・」
咲子「いけるっしょ!!!!!!!」
ほとんど喰い気味に、かつ完全なドヤ顔で言い放たれたワシに、もう選択肢は残されていない。咲子はよほど旅慣れているのだなと感心するばかりだった。もしかしたら以前に乗ったことがあるのかもしれない。
しばらくすると、バスがやってきた。
ワシが先にバスに乗った。前払いだったので運転席の脇にある端末にTカードをかざし支払いを済ませ、奥の座席へと向かった。
続いて咲子が来る、、、はずだったのだが、待てど暮らせどバスに乗ってから進んでこない。様子を伺ってみると、咲子は予想だにしない行動にでていた。
咲子「How much…?」
英語の全くわからない地元のバスの運ちゃん「あsdjがおいwj(韓国語)、テー!」
咲子「へ、なになに、わからない、テー??」
運ちゃん「テー、テー!!」
咲子「テー?!」
運ちゃんが「テー」と言って指差した先には端末が。すると何を血迷ったのだろう、咲子は自らの手のひらを、Tカードの支払い端末にバンバンかざしているではないか!!
そう、咲子はコースケばりのドヤ顔で「いけるっしょ!!!」と豪語していたものの、なんと己の気合いだけを頼ったノープランで韓国ローカルのバスにブッ込んだのであった!!!
そして現金で支払おうとして運ちゃんに英語でいくらか聞こうとしたものの運ちゃんは全く英語ができず、韓国語でTカードでの支払いを指示。しかし気合いしか持ち合わせていない咲子はTカードの存在を知らず、運ちゃんに「テー」と言われて「手」をかざすように指示されていると勘違い!!!!まさかの世界の技術に先駆けて、生体認証による公共交通機関への支払いを行おうとするという究極のトライに出たのであった!!!!!
当然、端末に手をかざしても“ピッ”と鳴るはずがなく、しばらくバンバンやっていたところでワシが事件現場にたどり着き、Tカードで咲子の分も支払ってあげたのであった。
そんな、ポン友にしか見せないブラック咲子情報を今後も仕入れることができたら、この場を借りて報告させていただきたい。 PR |
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