2025 05,16 10:01 |
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2007 05,01 14:29 |
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時は2007年5月1日。
火曜日でかつ振休だったため、わしはハスキーズの練習に混ぜてもらおうと思っていた。 また、翌日は新歓合宿だったので、実家の車で湘南台まで来たついでに車で朝練に行こうと企んでおり、そのついでに始バス組を乗せてあげるつもりでいた。 午前7時、家から徒歩30秒のあいこを拾った。 午前7時3分、バス停前で池上さんを拾った。 午前7時10分、竹下さん&ボブ雄の家の前で竹下さんを拾った。 この時点で車内にはわしを含め4人となり、その他の人からの連絡も特に無かったためこのままSFCへと向かうことにした。 なぜか竹下さんがびしょびしょの状態で現れたことに一同爆笑し意気揚々とした雰囲気でSFCへと向かう中、突然必死の形相でこんなことを発言した人がいた。 「やばい!スパイクを家に忘れました!」 内心ゲロめんどくせーと思いつつも、表面的には八方美人のわしはその人の住む「ファーストステージ」という建物の前まで車を戻し、降ろしてあげた。 その人はすごく機敏な動きで車から降りようとしていたので申し訳なく思っているという意志は伝わったのだが、それなのになぜか車が止まるまでショルダーかばんの肩ひもを肩からはずしていなかったりとか、少し挙動不審というか切羽詰まった様子であったことが印象に残っている。 わしは「ファーストステージ」の隣の駐車場に車を停止させ、すぐに出発できる体勢で待ち構えていた。 しかしなかなか帰ってこない。 およそ10分間、車内に残った3人で翌日の新歓合宿のこととかを話していたのだが、一通り話も終えたところで奴がまだ帰ってきていないことに気付いた。 いくらなんでも遅いのではないか。 という雰囲気になったところに、奴は満面の笑みかつ先ほど降ろした時と比べて遥かに軽やかなステップで颯爽と戻ってきた。 怪しい。 容疑者は「スパイクを探していました」の一点張りだったのだが、仮にも偏差値の高いといわれている学校に通っている我々は知恵を振り絞り、推理を働かせた。 そして一つの仮説を打ち立てた。 『仮説:奴はスパイクを取りにいったついでにウンジャーリーをしていた』 状況としては、ダッシュで部屋まで戻ったらソッコーでスパイクを発見してしまい、時計を見たら車だし時間的に「余裕やん」と思い犯行に至った、というものである。 また、そのような考えに至った根拠もいくつかある。 根拠1 『車を降りる寸前の行動が挙動不審であった。』 →相当我慢していたため、ある種のパニック状態に陥っていたのではないか。 根拠2 『車に戻ってくる時のステップが以前より軽やかだった。』 →物理的に体が軽くなっていたのではないか。 根拠3 『スパイクをしまってある場所はなかなか忘れない。』 →いくら部屋の片付けをしたといっても、汚れたスパイクのしまうところはだいたい決まっている。ていうか下駄箱の可能性が高すぎる。 根拠4 『奴ならやりかねない。』 →2006年ガイアカップでの前科にも表れている通り、時に常人の感覚とはかけ離れた行動をとることがあるらしい。 更に極めつけは、容疑者の身辺に詳しい人間からこのような証言も出された。 証言 『朝、整腸効果のあるフルーツを食べたらしいですよ。(中村春Nさんより)』 これだけの状況証拠が集まっているが、日本の法律ではグレーゾーンは黒にはできないため、先輩の車をウンジャリのための下駄代わりに扱ったという重罪は迷宮入りとなってしまった。 なんたる無念・・・。 PR |
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