2025 05,16 04:08 |
|
2013 08,14 15:51 |
|
何の悪気もなく、まわりを盛り上げようとの一心で繰り出した言動や行動が、時にその意図に反して驚くべき残酷な結果を生むことがある。
まさにそのようなシチュエーションに、先日出くわしてしまった。 とあるビーチアルティの大会にて。 わしはいつも通り「ベッカムに恋して」というチームに所属していた。このチームが自らをベッカム、ブラピ、デカプリオ、反町、パーフェクトフェイス等と名乗っているドリンボ(柴又地方では岩と呼ばれることもある模様)が中心となり、友人が友人を呼んで出来上がったことがこのチーム名の由来となっている。 我らがベッカムに恋しては、近年設立されたという東邦大学HEROZとの対戦となった。HEROZの選手たちはとても元気がよく、敵味方関係なくナイスプレーやおもしろいプレーに対してみんなで無邪気にはしゃぎ、大いに試合を盛り上げてくれたので、とても楽しい雰囲気で試合が運んでいた。 そんな和やかムードの試合展開の中、その後の身も凍るような事件が起きるとは夢にも思わなかった。 ベッカムに恋してのディフェンスセット。そのセットにはキャプテンのベッカムことドリンボが入っていた。HEROZのオフェンスがなかなか縦に進めることができずにいると、シビレをきらしたQBがロングをぶっ放した。奥での競り合いのディフェンスに、レシーバーにマッチアップしていたドリンボがディスクに向かっていった。 ドリンボは奥付きでついていたため有利なポジションをとることができ、いざ上空のディスクの競り合い!! 先に追いついたドリンボが有利なポジションから推定21cmの驚異的な大ジャンプをみせ、後から競り合ったHEROZのレシーバーが完全に当たり負けする形で上キャッチを炸裂させた。 その瞬間、コートサイドではしゃいでいるのHEROZのメンバーの中から生涯忘れられないであろう衝撃的な叫び声が聞こえた。 「うおー強えーーーーーー!やっぱ黒人は体幹がちげーーーーーーー!!!!」 涙が出てきた。 彼はベッカムもといドリンボをその日初めて見て、予備知識なしに感じたことをそのまま無邪気に口に出したのであろう。幸い、上競りの競り合いに勝った余韻にひたり散らかしているドリンボにはその残酷な叫びが聞こえなかったらしく、試合は何事もなかったかのように進行した。 わしはベッカムデカプリオを自負する友人がそんな勘違いをされていたことなど到底本人に伝えることはできないため、この鮮烈な記憶を墓まで持ってゆくことになるであろう。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |