2025 10,13 12:21 |
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2011 11,24 17:28 |
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安いほうのハイパーメディアクリエイターを自称しているわしは、最近では大会ごとに複数のチームからユニフォームの制作を依頼される。
特に学生チームから依頼されると、わしは完全な善意に基づき、ほぼボランティアで依頼を引き受けてしまう。お金なんかより、学生たちの笑顔や「ありがとう」の言葉をもらえるだけで心が温まり、制作の原動力となるのである。 2011年11月19、20日と富士でGAIAカップが行われた際も、わしは複数チームのユニを手がけた。中でも日大のユニは糞安いテーマのくせに糞鬱陶しいほどにデザインの指示が多く、普通に国内の業者に頼んだら、プリント料とデザイン料で1着だけで軽く20000円は超えるようなシロモノを依頼された。 それでも、世界大会も一緒に行って思い出を共有したかわいい後輩たち(シュウヘイ、ヤイタ、ハル、スグル)のために一肌脱いでやるか、と、わしはナイチンゲール並みの献身さで、彼らの笑顔だけを思い浮かべて制作に励んだ。 制作作業中はつらくても、当日大会会場で彼らの近くを通るとお礼を言ってもらい、これまでの苦労が帳消しになるくらいうれしく思うものであった。大会が終わり車で会場を後にする際も、わしが車に乗っていることに気づいた日大ボーイや日大ガールがわざわざ車のほうに来てお礼してくれたのには、わしはいたく感激したのであった。 そんな心温まるやりとりの裏で、鬼畜としか思えない悪だくみを仕込んでいた野郎がいた。D-Roadと安さの契りを交わしてしまった男、そう、シュウヘイ。 大会2日目、ユニ制作にあたり連絡をとりあっていたシュウヘイがやってきて、チームから回収してくれたユニ代をもってきてくれた。 ユニ代は封筒に入っており異様な分厚さをしていたのだが、そこには心温まるエピソードがあった。 シュウヘイ:「今回ユニをつくってくれてありがとうございました。感謝の気持ちを込めて、ちょっと色をつけておきました。でもそれだけでは申し訳ないので、いろいろな割引券とか集めて入れておいたので、どこかで使う機会があったら使ってください。学生は貧乏なのでこんなことしかできなくてすいません。」 なんていうええ子たちや。 わしも学生時代極貧だったため、+αの費用を捻出するのはつらいものであるということは痛いほどに理解できるし、その代わりとして考えてくれたアイデアで割引券とかを入れてくれたということに、わしは何にも不満を覚えなかった。むしろ、その心意気にとても感激した。 わしのクリエイター業はこういうコミュニケーションのためにあるのだと、改めて再認識し、心温まる気持ちでGAIAカップは幕を閉じたのであった。 それから数日後。 わしは都内某所で激務に明け暮れていると、部署内でちょっとした現金の両替の必要が出た。その時たまたまわしは日大からもらった現金がたくさん入った封筒をそのまま持っていたので、女上司に「もしよければこれを使ってください」と差し出した。そういえば封筒の中には牛丼屋の割引券とかも入ってたなーとか思いつつも、両替に支障は出ないはずなので特に気にせずそのままにしていた。 すると、しばらく経ったところで、ポンッとデスクの上にピンク色の紙が置かれた。わしは最初何かのメモかなと思い書かれている事を読んでみると、こんな内容が書かれていた。 「No.21 Name神咲心愛 今日は心愛の相手をしてくれてありがとうございました◎ お兄さん!!初の南はどうでしたか?心愛はお兄さんに会えてすごく良かったです◎ 一緒にいれて楽しく過ごせました◎ でも今日生理中でごめんね!汗 でも触ってくれて嬉しかったよ!えへっ◎」 全身の血が凍りついた。 どう考えても女上司の書いたメモではない。 よく見るとそれは業務のメモ紙などではなく、どうにもこうにも毒々しい、そしてピンクの香りが漂うお店のポイントカード的なものであった。 糸冬 了…_〆(゚▽゚*) わしはこれからのアルティ人生において、日大には執拗なまでに辛辣な仕打ちを加え続けてゆこうと心に誓ったのであった。 PR |
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