2025 05,16 09:45 |
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2011 10,20 12:48 |
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再三紹介しているが、我らハスキーズ12代は負の遺産としてハスキーズのみならず社会一般的に鬱陶しがられているわけだが、そんな我々の中で確固たるヒーローの座を譲らない男がいる。
それは、チープエンペラー・D-ROADでもなく、顔面迫力部長・ONAKASENAKA部長でもなく、もちろん自己満むっつり野郎・わしでもない。 並みいる曲者を押しのけてのヒーロー気質の男とは、 そう、天パーダイビング野郎・タンク。 彼のヒロイックは誰もが認め、節々のシーンで圧倒的な伝説を残してきている。 2011年3月吉日、モッコリペロ紅パイ太郎氏の結婚パーティーが催された際、タンクさん(つんくさんと同じイントネーション)はまたひとつ伝説を残した(過去にも「レッドカーペット汚物噴射事件」、「健康診断の尿検査で誤ったサンプルを入れた疑惑事件」、「パトカー5台でリアル連行事件」など過激な伝説が語り継がれている)。それは、パーティー序盤の新郎新婦の入場シーンでのことである。「新郎新婦入場」というくらいだから世間的には間違いなく主役は新郎新婦なのだが、彼は違った。彼は会場の全ての視線を独占していた。 そのパーティーでもよりによって負の遺産たちは幹事を任されており、新郎新婦入場の部分でも会場を盛り上げようと映像を用意していた。映像はモッコリペロ紅パイ太郎夫妻が仲良く遊んでいる様子を50TAの「Perfect Love」にのせてお届けするというものであった。ただ、映像をつくったわしは、何かが足りないと悩んでいた。がんばって会場の皆さんの心が暖まるハートフルな作品をつくったつもりであったが、何か機械的で、冷たい感じが拭いきれない・・・。 何が足りないのだろう・・・。 そうだ、血の通った人間による生歌だ!!!!! わしは100人以上入っている会場全体に向かって生歌を披露するという無理難題を、パーティー3日前にある男に依頼した。普通ならこんなドギツイ依頼は嫌だ嫌だとたらい回しにされるのが常であるが、彼は男の中の男だった。二つ返事でOKをいただけた。 その男こそ、 タンク。 パーティー当日、彼は余裕があるのかないのかよくわからない表情で会場に現れた。準備は大丈夫?と心配すると、「練習したから大丈夫」とのこと。しっかり自作のカンペも仕込んでおり、彼なりに努力が感じられ目頭が熱くなった。 そして本番がやってきた。会場の250インチはあろうかという巨大な天つりスクリーンの前に、ゆうに2メートルはあろうかというこれまた巨大な三脚を設置し、勇ましい足取りで頂点まで登ってゆくタンクさん。次第に小さくなってゆくタンクさんの背中を見上げながら、どれだけの頼もしさを感じたことであろうか。 巨大三脚の頂点に到達したタンクさんは、高高度で必殺ラルクアンシエル座りを繰り出し、準備万端である。 そして映像が始まった。 歌の出だし。 初っ端から噛みまくっている!!? タンクさんの身に何が起きたのかはわからなかったのだが、か細い声で歌うタンクさんは、カンペを見ているにも関わらず見事に歌を間違えまくっていた。それにしてもギャグなのかと疑うほどことごとく間違えていた!歌詞もタイミングも、全てタンクさんがクリエイトしていたといっても過言ではない!!!! わしはONAKASENAKA部長と、事故現場と離れた場所にある機材操作卓からその模様を観覧していたのだが、そこからでも上空のタンクさんがびしょびしょになっているのがわかった。それは素人的な冷や汗ではなく、熱唱による発汗であったと信じたい。 そして、巨大三脚付近に陣取っていたハスキーズの人たちはこの晴れ舞台での大事故に対しても寛容な反応をみせていたのだが、その他会場の大部分を占めるハスキーズ以外の方たち(某商社の人事系の方々)の放つ視線の鋭さは尋常ではなかった。タンクさんは空中で完全に眼殺されていた。 会場に入場してくる新郎新婦へ向けられるはずだった注目の全てを己の肉体に受け止めたタンクさんは、巨大三脚から地上に降り立ち、一大プロジェクトを完遂させた漢の顔で一言。 タンクさん:「これでいいんだろ」 彼のかっこよさは私を感激で震えさせた。 今後も彼は完璧なエンターテイメントを我々に提供してくれることだろう。 そんなタンクさんも、来年めでたく・・・!??!!!??? PR |
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