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2007 01,27 15:59 |
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1月15日月曜日、わしは無限ループかと思われるほど長い1日の業務で疲労しきった体に鞭を打ち、当時の2女軍団(ゆきの、さっこ、はな、くー、むらさき)に映像製作の極意の中の基礎を教えに特教へと向かった。
到着したときには既に夜の10時。 赤のダウンジャケットにハスキーズスウェット、中には上下ユニ&アンダーアーマー完備というどこからどう見てもリーマンとは思われないいでたちで映像製作に励んだ。 その日は映像製作をたくさん進めるという目的もあったのだが、もう1つ「グラウンドで練習中に日の出をみて男のロマンを感じよう」練を実施するという目的もあったため、残留を試みる予定でいた。 凄まじい集中力で作業に取り組んでいくうちに刻々と時間は過ぎ、眠気が襲ってこないまま午前5時をまわってしまった。 寝たら終わりだと確信したわしは、激務→完徹残留→朝練という拷問のような試練をこの身に着せる覚悟を決め、寝るそぶりも見せずに黙々と作業に打ち込んだ。 事前に得た情報によると、その日の日の出は午前6時50分。 案外遅いのだなと思いつつも、午前6時には居ても立ってもいられなくなり、単身グラウンドへと向かった。 まだ真っ暗闇のグラウンドへと向かう途中のクラブハウス棟前を歩いているとき、わしは少し後悔していた。 日の出練に付き合ってくれると言っていた石野氏は少し前からなぜか行方不明になっており、 「また学生時代と同じく一人なのか・・・。やはり自分は変態なんだな・・・。」 と若干しょんぼりしていたのだ。 そして更に少し歩いたベンチの所で、わしのブルーな気分に追い討ちをかけるような光景を目撃してしまった。
あろうことかベンチには、残留中のお散歩で冷えた体を寄せ合うように密着して腰掛けるカップルがいたのである。 最低最悪な新年初日の出&初朝練だと思った。 わしの気配に気づいたカップルのうちの一人がこちらに顔を向けると、なんとなく見覚えがあるような気がした。
しかもなぜか固まったままこちらを凝視していたので、暗くてよく見えなかったこともあり少し近づいて確認してみると、なんと竹井だった。 何千人も在籍する学校の中で、よくもこんな気まずい状況に遭遇してしまったもんだとわしは松田を呪った。 少し間をおいてもう一人が顔をこちらに向けた。 もはや逃げる暇もなかったので、ただその人がハスキーズの人でないことだけを天に祈ったのだが、その僅かな祈りにすらも神様は無慈悲だった。 フジキだった。 二人の満面のしてやったり顔をみて、また別の意味で今日はひどい日だと思った。 そんなこんなで石野氏も合流し、みんなでスロー練をし、練習する男たちの背中を日の出が照らすという最高にロマンティックな瞬間を体験することに成功したのだった。
がしかし、その後始まった通常の朝練は散々なものだった。 限界突破に疲労していたわしは、先ほど意味も無く呪ったはずの松田のマーカーにつくもギュンギュンにやられ計3失点、そのうちの1点はありえないことに上競りで負けた。 今年は厄年らしい。 その兆候が早くも見えてきたということなのだろうか。
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