2025 10,01 05:20 |
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2014 05,01 19:40 |
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夢の1983世代の1人であるガボンから、知人からりきしの業務日誌の更新頻度が遅いというクレームが入ったというクレームがあったので、小ネタ。
東日本の学生の、この時期の大会といえばフレッシュマンズカップ。4月に予選が行われ、日を改めて決勝が行われる。
夏の学生選手権の前哨戦ともいえる重要な大会だが、学生の、特に4年生にとっては今も昔も悩ましい問題が1つある。それは、“就活の最もキビしい時期に開催される”ということである。
民間企業の就活では、選考が進むと土日に関わらず問答無用でスケジュールをぶち込まれ、まず日程をずらす交渉は成立しない。皆が望む大手企業になればなるほどその傾向は強い。
我らハスキーズの三銃士(または社会のゴミ)ことドリンボ、部長、わしの3人も、当然の如く4月には内定なんて出ておらず、いよいよがんばらないとやばい!という時期にフレマンは開催された。
大会初日、我々は頼もしい後輩の活躍もあり全勝。2日目、初戦に勝ち、さぁ次は準決勝だ!というところで、4年生でスタメンのあの男から信じられない発言が飛び出した。
ドリンボ「俺、これから就活で面接だから帰る。」
戦友たちから、どれだけの罵詈雑言が浴びせかけられたことか、想像に易いであろう。当然、フレマンを棒に振るくらいの大事な面接なんだろうな!と詰問されると、奴は重い口を開いた。
ドリンボ「JALインターナショナルのパイロット選考の3次面接・・・」
皆、口を閉ざした。色々なことが頭をよぎっていたのだろう。「この顔面でパイロット・・・」「この顔面でスッチーと・・・」「この顔面で制服に角帽・・・」「この顔面にウン百人の命を預けるのか・・・」「この顔面に・・・」
全員が唖然としているところで、ちょうどよいタイミングを見つけたのか、ドリンボは去っていった。これが世の中、これが就活、これが現実、なのか・・・。4年間一緒にやってきたのに、いとも簡単に戦友を引き剥がしてゆくのが社会なのか、と、ポッカリ心に穴があいたようであった。
その数十分後、準決勝が始まった。
ラインナップした7人の中に、いつもいるドリンボはいない、、、あれ、いるーーーーーーーーーーー!!!!
ドリンボ「俺はアルティをとった。パイロットの代償は高いぜ?ぜってー勝つぞ!!」
みんな最高に盛り上がった! いつもは鉄鉱石の削岩現場しか連想できない彼の顔面が、その時だけは、ちょっと、キムタクに見えた。
準決勝は、あっさり負けた。
それから8年後、そのままパイロットになっていたらそろそろ訓練も終わり大型旅客機の副キャプテンくらいにはなっているはずの彼は、現在ニート、1ワイフ・1ベイビー・7愛人を囲い、逞しく生きている。 PR |
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