2025 05,16 12:48 |
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2015 05,28 18:18 |
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華絵門「なんでこんなものがうちに置いてあるんだよ!!!!」
普段温厚な人が怒ると怖さは倍増であることは想像がつくかと思われる。嫁こと華絵門も、普段は感情を表に出すタイプではないのだが、そのときばかりは、ブチ切れた。
わしは華絵門には秘密で、下駄箱の中にそっと隠していたものがあった。
隠していたものとは、 そう、 ドリンボのスパイク
ひょんなことからある日の練習後の罰ゲームでドリンボのスパイクを持ち帰らなければいけなくなってしまったのだが、小心者のわしはどうしても華絵門にそれを打ち明けることができず、しれっと家の下駄箱の隅の方に入れていた。
数日は気付かれずに済んだ。
しかしふとしたきっかけで華絵門が下駄箱の扉をあけた瞬間、ただならぬ臭いが内部から漏れ出てきた。何事?!とばかりに臭いの元を探った結果、いつもは無い薄汚れた袋が置いてあることを発見し、中をあけたら悪臭の根源であるドリンボのスパイクが入っていたのである。 (ドリンボの足臭は、学生時代、ハスキーズの後輩に練習後のドリンボの素足を至近距離で一思いに嗅がせるという拷問を行った際、「ケンタさんの足臭、嗅いだだけなのに、味がする」と言わしめたほどシロモノである)
華絵門に、すぐに捨てる、もしくは臭い対策を講じるよう命じられたわしは、とある日の昼休みに、心の友である(はず)のベジのメンバーに消臭に関する知恵を求めた。
コースケ「煮沸」
志村「確かキムチに消臭作用があるとかないとか」
春本「生ゴミにぶちこみましょう」
ガボン「東北のほうに核廃棄物の中間貯蔵施設があるよ」
様々な知恵を授けてくれたメンバーに感謝しつつ、わしは帰宅後にスパイクの消臭作業を血行することにした。
帰宅後、意を決して華絵門にこれから消臭を試みることを伝えると、心強いことに加勢してくれることになった。
臭いの元はドリ菌であるとあたりをつけ、コースケの提案どおり基本的に雑菌は熱に弱いはずであるので、加熱することにした。
わしはカメラを構え、華絵門がスイッチをひねると同時にスパイクを投下した。
一瞬プラスチックが溶けるような臭いがしたが、ドリ菌が死滅したようには感じられない。再び現状をベジのメンバーに相談すると、数秒のうちに的確な回答が返ってきた。
トミオカ「逆!」
確かに!!!
スパイクの裏よりも、内部のほうがドリ菌が繁殖しているに違いない!再び先ほどと同様、わしがカメラを構え、華絵門がスイッチをひねり、再度スパイクを投下した。 するとどうだろう、先ほどとは打って変わって、ドリ菌が断末魔の叫びをあげるが如く、火が青から黄色に変色しているではないか!しかしそれと同時に、猛烈なガスが台所に充満し、スパイクより高い体勢にあった華絵門はドリガスをもろに吸い込んでしまったため、猛烈に咳き込んでしまった。しかし命を落とすほどの攻撃力は残っておらず、しばらくすると収まってくれたので胸をなでおろした。
こうしてスパイクを火あぶりすることで消臭の目的は達成され、わが家には平和が訪れたのであった。 PR |
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