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2012 04,03 12:35 |
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2012年3月吉日、東京は西麻布にてランボーとマイコの結婚式が執り行われた。わしはベジのメンバーとして二次会から参加させていただいたのだが、意外なことにランボーが主役のパーティーにしては至極穏やかな雰囲気のまま閉会と相成った。新郎による締めの言葉もキッチリとまとめられ、噂に聞いていたランボーのランボーたる由縁である破壊活動が微塵も感じられなかったことにわしは違和感すら覚えたまま会場を後にしたのであった。
そして三次会会場である西麻布ZESTへ。まさかここがこの後バトルコロシアムに変貌するなど、当時のわしは知る由もなかった。 三次会会場にて、ベジの社交性がなくてキモチワルイ男集団10名あまりは一角の長テーブルを陣取り、女子を席に呼んではゴミのようなコールで飲ませる(元部長主導)という最低な遊びに興じていた。そんなこんなしていると、遅れてお召し替えを済ませた新郎新婦(ランボーinアロハ)も会場に合流。ランボーはベジとは別の集団の方に絡みに行ったのを目撃した。 それから20分くらい経過したところで、いきなり謎のマイクアナウンスが入った。 ランボー:「みんな今日は飲みましょウィ~~~!!!」 今思えば、これがパーティー会場から闘技場への突入のゴングであった。 謎のマイクアナウンスから少し経つと、既にあちら側の世界の方の目つきをしたランボーが千鳥足でベジ席に寄ってきた。寄ってくるやいなやボディープレスをかまして体勢を崩し、転がった相手にボディーブローを喰らわせ弱らせたところでヘッドロックをかけつつ耳を咬むという暴力行為を繰り出してきた。最初の犠牲者はコウスケ先生。コウスケ先生はその後もすれ違いざまにみぞおちにボディーブローを喰らったり、情け容赦のない首投げを喰らい側頭部からベンチの座面に激突するなど、さすがのやられっぷりを見せていた。また曽我さんとちゃんたまもランボーのターゲットとなり、なぎ倒されて耳を食いちぎられそうになる被害を受けていた。曽我さんは必死な抵抗を見せていたがランボーの圧倒的な腕力に組み伏せられ成すがままに耳の穴を舐め散らかされていた。一方ちゃんたまはそんなランボーの暴力的な行為や耳舐め行為がまんざらではなかったらしく、自ら抱き寄せて恍惚の表情をしていたように見えたのは気のせいだっただろうか。 3人殺したランボーはまだ飽き足らず、少し離れた場所で初対面の女子と悩み相談に興じていたドリンボを標的にして突進していった。ラグビー部仕込みの重心の低いタックルをぶちかまし、体勢を崩したところで首投げを仕掛けようとしたランボーに、ドリンボは怯むことなく全力で応戦。それに対してランボーも更なる力技でドリンボを投げ飛ばそうとした瞬間、わしは見逃さなかった。 あの激安の殿堂ドリンボの目に殺意の波動が光った。 そこでリアルバウトに発展しそうだと察した野次馬が2人を必死に引き剥がした。この乱闘によりドリンボのスーツが大破。背中が真っ二つに裂けたスーツがその凄まじさを物語っている。「この光景どこかで見たことあるぞ?」と思ったが、それは現実ではなく、米ドラマ・プリズンブレイクの囚人の乱闘シーンであった。 その後もコウスケ先生がすれ違いざまにボディーブローを喰らったり、ヒラがヘッドロックをくらったり、双子兄方のケイスケが豪快に突き飛ばされ5m後ろの柱に激突する(この瞬間も、ケイスケの目に殺意の波動が光った。それを察した元部長が管理職らしく、凄まじいスピードでケイスケのクールダウンのためになだめに入っていた。)など、そんなこんなでベジのメンバーの半数以上がランボーに殺されたところで、ふと壁のようにそそり立つ巨人が近寄ってきて、落ち着いた口調で言った。 葛西:「彼の先輩である僕が、責任を持って面倒見させてもらいます。」 この救世主のような発言をした葛西とは、ICU出身のわしの同期の男である。もともと身長が180cm以上あってでかいのだが、社会人になってだいぶ肉がついたようで更にその迫力を増していた。 仕置人・葛西は、既に他の人をぶち殺しにかかっているランボーの背後から近づき、ベルトと襟首をふん掴んで引き剥がした。すると怒り狂ったランボーは続けざまに2発のボディーブローを葛西のレバーに叩き込んだものの、分厚い肉に守られた葛西は動じることなく、ランボーを上回る腕力によってそのままランボーを強制連行。 嵐が去った。 その後しばらくランボーは姿を見せていなかったが、いきなりマイクアナウンスが始まった。 葛西:「本日はみなさまお忙しい中、新郎新婦のためにお集まりいただきありがとうございました。宴もたけなわではございますが、・・・かくかくしかじか・・・。それではお開きとさせていただきます。今日はありがとうございました。」 ええええーーーー!!! 招待者がパーティーを締めた~~!!!!!! あまりにも刺激的な三次会であった。そして、そんな状況にも全く動じることのなかったマイコは、ランボーの妻にふさわしい度量を備えたすごい人なんだと改めて感じることができたのであった。 PR |
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