2025 05,16 18:25 |
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2014 05,27 11:56 |
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我らがベジグリフォンズの選手は、アルティ以外に活動を広げている人が多い。
中でも夢の1983世代のガボンに至っては、三鷹1部リーグのサッカーチームの正ゴールキーパーとバンドのドラマーという二足のわらじを履き散らかしているのだから、アルティでのスローがとっ散らかるのもご愛嬌なのである。
さてガボンとはICU出身の宗一郎のことなのだが、学生時代はさほど交流は無かった。
今ほどアルティが情報化されていなかった2004年くらい、関東地方で都市伝説的に噂された男がいた。その男は学生離れした飛距離のロングをバックでもサイドでもぶっ放しまくり、更にはミートに向かってくる味方に対して躊躇なくハンマーを叩き込むという、いろいろな意味で身の毛もよだつようなQBなのだという。ディフェンスではガハガハ笑いながらフライングボディープレスの如きダイブでマーカーをブチ殺し、その上頭にはドクロの描かれた手ぬぐいを巻いているというのだから、もはやアルティ界の反社会勢力である。
絶対にトモダチになれない。
身も心も小動物のわしは大会会場で肩で風を切って闊歩しているガボンを見かけても、なるべく目を合わさないように心掛けたものである。
それから10年余りの時間が経ち、なんやらかんやらを経て今ではベジで一緒にプレーしている。
ある日、ガボンからチームにライブのお誘いがあった。アルティの28倍くらい真面目に取り組んでいるというバンド活動の晴れ舞台とのことである。しかしそのお誘いが、ベジの35人、ベッカム47人の計82人全員から既読スルーされているのがあまりにも残酷だったので、夢の1983世代の同期代表としてわしは観賞に行ってあげることにした。
ライブハウスは三軒茶屋にあり、ライブハウスの暗くてタバコくさいイメージに反して白壁で間接照明がやわらかに灯っており、お洒落カフェと言っても過言ではないような雰囲気だった。その雰囲気に反することなく、しっとりとした感じで他のバンドが演奏を始めた。
しっとりとした雰囲気の中でガボソは緊張を紛らわすためか、ベジユニ上下を装着し、スポーツドリンクの代わりに赤ワインをボトルでガブ飲みするという奇行に走っていたのが唯一の違和感であった。
遂にガボンのバンドが登場してきた。演奏前の音あわせを少しやり、オラーー!とばかりにガボンはシャツを脱ぎ捨て上裸になった。ガボソのバンドはこれまでのバンドの演奏とうって変わって、激しいドラムのリズムが叩き込まれる!
ん??
かっこいい、確かに歌も演奏もカッコイイ!素直にそう思うのだが、何か大きな違和感を感じてならない。
あれ?あるはずのものが、無い??!!!!
そう、田中家の証、下腹部から首下まで見事なリバーストライアングルに生い茂る、薔薇族垂涎の圧倒的な胸毛(竜二郎も同様)が完全に剃毛されているではないか!!!!むしろ草食系貧弱色白男子よりもツルンツルンではないか!!!!!!
ガボンの身に何があったんだ、といろいろ推測を巡らせているうちに、あっという間に1時間のパフォーマンスは終了してしまった。恐らく会場で違和感を感じまくっていたのはわしだけだったようで、皆大いに盛り上がっていた。(後日談で、そのライブには業界の方がコッソリ視察に来ていたとのことなのだが、ドラムがプロ級と絶賛していたとのことである)
ライブが終わり、わしはライブの感想そっちのけで剃毛の理由を聞いてみた。
すると、バンドの魔女っ子ボーカルによる「上裸で演奏なさい」の鶴の一声により、已む無く上裸で演奏しなければならなくならなかったそうだが、剃毛は自らの判断とのことである。おそらく、一見破天荒にみえるガボソも蓋を開けてみると実はピュアな乙女のようにナイーヴなので、みんなに胸毛を見られるのが恥ずかしかったのだと思われる。
今後、いろいろな意味でガボンのライブは要注目であーる。 PR |
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