2025 05,16 05:44 |
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2011 05,13 17:12 |
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5月1日(日) 3日目 ピックアップ in Berkeley 今日は午前と午後で、ピックアップゲームのダブルヘッダーである。午前の部は11:30からBerkeleyからさらに東に電車で15分ほど行った、Walnut Creek(以後ウォルナッツ)という場所で行われるとのこと。9:00頃チャイナタウンを出発し、最寄りのBartの駅へと向かった。サンフランシスコの中心地の特に駅周辺には浮浪者が多くいるのだが、道中驚くべき光景を目にした。バス通りのような比較的広い道の歩道を歩いていると、前方に歩道を横断するように堂々と寝そべっている人がいた。だんだん近づいてくると、おや??と思うことがあった。彼が着ている服、どこかで見たことがある…。紺と緑と黄色のトミー柄のジャケット…。 横柄なまでに路上に肩肘をついて横たわり、無造作にピッツァを召し上がっている方は、、、 そう、どりんぼ そんな奇跡があるのかと思って後ろから「おいおいどりんぼ、こんなところで朝食かよ!!?」と声をかけようとしたところ、よく見たらただのどりんぼと同じ格好をした浮浪者であった。それ以来サンフランシスコの浮浪者のことを「オトモダチ」と呼ぶことにしたことは言うまでもない。 さてさてそんな界隈を抜けてBartの駅に到着。一路東へ。20~30分くらい電車に乗りウォルナッツに近づくにつれて、これまでのサンフランシスコとは風景がガラッと変わり、山と緑に囲まれたのどかな風景がひろがった。サンフランシスコが日本の新宿や渋谷だとすれば、ウォルナッツは辻堂といった感じだった。ザ・アメリカの日常といったような街並みの中を歩き、目的地の公園に到着。遠くにフリスビーが飛んでいるのが見えるが、どう見ても2人しかいない。とりあえずその2人に話しかけてみた。 わし:「こんにちは。今日ここでピックアップゲームやるって聞いたんですが??」 アマン:「こんにちは。今日この公園は養生のために閉鎖だから、ピックアップは別の場所でやってるんだよ。ここから6~7マイル離れてるから、車でないとキビシィね。君たちは歩いてここまで来たのかい??」 ガビーソ、別の場所~。。。タクシーを拾えば行けなくもないが、時間もお金ももったいなかったのでここでスローして遊ぶことにした。2人の名前はアマンとデイブ。以前大学時代にアルティをやっていたが、現在はクラブチームなどではプレーしていないという。 とりあえず4角形になってテキトウにスローをしていると、アマンがいきなり技を繰り出してきた。サムネイルと呼ばれる(?)、親指にディスクのふちをひっかけてアップサイみたいに投げたり、バックハンドみたいに投げたりする投げ方である。我々日本人があまりうまく投げられないからか熱心に教えてくれていたのだが、 アマン:「Ouch!!」 突然アマンが手で肩を抑えどこか遠くのほうに歩いて行ってしまった。 デイブ:「ショルダー??」 アマン:「Yeah.」 あまりに無邪気に投げ過ぎてしまったため、肩の古傷を痛めてしまったらしい。5分ほど離脱したアマンは、再び戻ってきてスローに加わった。 わし:「やっぱしその肩は、アルティでダイブしたときにやってしまったんですか??」 アマン:「いや、スキー滑ってて脱臼しちゃってね。Hahaha。」 どこまでもお茶目なアメリカンであった。アマンとデイブのやりとりがあまりにも我々の想像するアメリカンコメディだったので、ピックアップゲームのことも忘れて遊んでしまった。 しばらく投げていると警官がやってきた。 ポリスマン:「この公園は今日はクローズしてるから入っちゃだめだよ。」 わし:「…(あ、それさっきアマンも言ってた気がする)。」 アマン「Hahaha,、ごめんよチームスポーツだけがダメなのかと思っていたよ。すぐにずらかるよ。」 アマンはホントにいいダチ公であった。そしてホントにいいスマイルをしていた。 ポリスが来たところでスロー遊びもお開きとなり、彼らと別れて次のピックアップに向かうことにした。 午後のピックアップは、サンフランシスコとウォルナッツの間くらいにあるバークレーにて4:30から行われるとのことだった。先のウォルナッツでピックアップがなかったたためだいぶ時間を持て余した我々は、昨日に引き続きUCバークレー校のキャンパスツアーに繰り出した。 UCバークレーは、スタンフォードとはまた違った趣があった。スタンフォード程の派手さはないが、森のような木々に囲まれていてとても閑静な環境であった。しかし大学グッズ売り場はここでも健在で、なんと3階建ての建物丸々一棟が大学グッズのための売り場であった。ここでも様々なスポーツメーカーとコラボした商品が売られており、大学スポーツの盛り上がりもすごいんだろうな~と思ったのだった。 キャンパスツアーの後は、いよいよピックアップである。キャンパス付近でタクシーを拾い、やくざなおばさんドライバーの相手をしながら少し走ると、いかにも町にあるグラウンドといったようなグラウンドに到着。フリスビーが飛んでいるところに向かった。 35~45才くらいの少し年齢層の高めのおじさんたちが15人くらい集まり、ほどなくアルティが始まった。名前は忘れてしまったが、以前横須賀に住んでいて茅ヶ崎のことを知っているとっつぁんがいて驚いた。志村氏が、「横須賀ということは、彼は海軍出身なのではないか!!」と、鋭く推測していた。その推測があたっていたのか、そのとっつぁんはとにかくビシバシまわりに指示を下していた。おまえら俺のアップサイを狙いやがれい!とか、ディフェンスをもっとタイトにつきやがれい!とか、次のセットはゾーンをやるからおまえカップに入れい!!など、ビシバシ指示された。ゾーンのカップって、一体何のゾーンやねん!という感じだったが、全体的にさほどレベルの高くないピックアップだったので、ほどほどに様子を見ながら楽しんだ。鬱陶しいことにたまに志村氏が自分のディフェンスについてきて、ここはバークレーなのにあたかも柴又での練習が如くガチで止めにきていらした。 約2時間ほど、休憩なしのノンストップで延々とアルティをした。終盤になるとおじさんたちの足は完全に止まってしまい、元気に走っているのがわしと志村さんだけといったような状況になり、「You are the scoring machine!」という「え、得点板!??」みたいな雑な褒め言葉もいただいた。雑といえば、その時ハスキーズのユニを着ていたため、「みんな犬にディスクを投げるんだ、ワンワン!」という雑なギャグのネタにも使われた。とてもロハスなアルティであった。 アルティが終わり、日本で買ったおみやげをみんなに配ったりしていると、先ほどのとっつぁんがやってきて、「わしのディスクを受け取れ!そして裏にメアドが書いてあるからメールしろ!」とばかりに、現地のディスクをくれた。お返しに自分が持ってきたディスクを渡そうとすると、「気遣い無用!さらば!」とばかりに、颯爽とどこかへ消えていった。 その日の宿はBartのSouthern Berkeley駅近くの中華系ホテルみたいなところをとった。安い割にキレイで、アルティ系男子には何も問題のないクオリティーであった。夕飯は志村氏による、「軽くスポーツバーのようなところで1杯ひっかけてから、ハシゴしちゃう?」という男気溢れる提案が採用された。シーフードの揚げ物のようなおつまみと、ザ・アメリカなピッツァのコラボレーションはとても心地よいものであった。良い気候でビールもうまかった! そんな平和な5月1日。 PR |
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俺がいるわけねえだろ
【2011/05/1613:48】||00#7dbc7b30f4[ EDIT? ]
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