2025 05,16 12:35 |
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2015 06,10 19:00 |
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2015年6月6日の土曜日、総合エンターテイメント提供サークルVegeGriffonsは、全日本選手権東日本予選の初日のリーグで、わしの直属の後輩であるハスキーズにブチのめされ、パーティーのパの字も感じさせない静かな夜を迎えていた。
早々に夕飯を済ませ、誰一人お酒を飲むことなく、ミーティングが始まった。
平均年齢30歳の男たち18人が部屋の壁際に一同に集ったミーティングは、悲壮感が漂っていた。
これまで続いてきた幸運なリーグの組み合わせを除いた東日本での潜在的な推定ランキング63位のVegeGriffonsは、翌日の初戦で名門BOMBERSとの対戦が決まっており、本戦のためには必勝であるためことさら入念に対策が練られていた。
BOMBERSハンド陣の得意プレーである先出しオープンをいかに止めるかといった一般的な戦術確認から、肉体凶器のJがスローオフチェックの際に全速力で梅君に突っ込んで轢き殺すプランや、猪突猛進野郎・ランボーがドサクサに紛れてユウイチの延髄にラグビー仕込みのハイタックルをブチかますプランなど、様々なセットプレーが検討されていたが、どうにも決定打に欠けていた。
うーむ、どうしたものか。
そんな、議論が煮詰まっていたところに、ガチャ、と部屋の扉が開く音とともに、一人の男が入ってきた。
その男とは、
我らが華のヤスオ世代もとい1983世代のガボンであった。 ガボンの後ろには1人の少年がついてきていた。少年はようやく歩けるようになったばかり(2才くらい?)のガボンの次男、カンジロウ君であった。
カンジロウ君が部屋に入ってきた途端、ふんわりにおいが漂ってきた気がしたところに、ガボンがフォローを入れた。
ガボン「カンジロウは(おむつに)ウ○コをしてるから、臭いかもしれん。」
よく見るとカンジロウ君の履くズボンのオシリの部分は、不自然に膨らんでいるようであった。ウ○コをつけたまま歩いてるなんて痒そうだなぁなんて漠然と思っていると、急にカンジロウ君を抱っこしてあやし始めた男がいた。
その男とは、 そう、 ドリンボ
最初は普通に抱っこしてあやしていたのだが、途中から急にカンジロウ君の背中側から両脇に手を差し込み、後ろ向きの抱っこスタイルに変えた。
そして、そこにいる誰もが予想だにしないことを発言した。
ドリンボ「ほんとうに、クサいのかな~~???」
ドリンボは後ろ向き抱っこスタイルのカンジロウ君を更に持ち上げ、パンパンに膨らんだオシリに顔を近づけていった。
あまりの予想外の行動に、オシリとドリンボの顔面の接近がスローモーションのように目に映る。そして数刻の後、カンジロウ君のオシリとドリンボの顔面がゼロ距離になった。
ドリンボ「くせーーーーーーーーー!!!!!」
抱っこされたカンジロウ君がびっくりして飛び上がって泣き始めるほどの音量で叫び、のたうちまわるドリンボ。昭和も初期のほう、下手したら戦前においても古いと感じられるような古典的なリアクション芸が繰り出された。
それでこの件は終わりでいいのに、心無いメンバーが言った。
「さすがに嘘でしょ。ハルオが確認してみればいいじゃん。」
いいわけがない。 正常な思考があれば、カンジロウ君のパンパンのオシリの中に何が詰まっているのか、そしてそれがどんなカオリがするのか、想像に難くない。
いやいやいや、と拒否するわしのほうに、メンバーに抱えられたカンジロウ君がこちらに背を向けたまま空中浮遊してくる。
次第にわしの視界はカンジロウ君で埋まり、そしてオシリだけになってゆく。
そしてオシリが鼻先5cmまで近づく。
・・・くさくない。
2cmまで近づく。
・・・あれ、くさくない?ただのドリンボの狂言だったのか?
0cmまで近づく。
・・・くせーーーーーーーー!!!!!!!!
あたりまえのことなのである。ウン○を至近距離で嗅いでいるのである。どんなニオイがしたかって?それは当然ウ○コの匂いなのである!!!
ミーティング中に安い騒動に巻き込まれた我々からは、それまで対BOMBERSのために考え抜いた作戦がほとんど飛んでしまっていた。
そして翌日、我々はBOMBERSにサドンデスの末に敗戦し、本戦への道のりが絶たれたのであった・・・ PR |
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