2025 05,15 11:54 |
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2007 02,26 17:45 |
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2月24日土曜日、わしの予定は全くいつもと何ら変わらない平凡なものであった。
暇だしドリームカップが近いし、最近激シブな業務略して激務が続いたためになまってしまった体の調子を取り戻そう思い、久地で行われるハスキーズ現役の練習に出ようとしていた。
そして一人で行ってもつまらないので、いろいろな意味で近いうちに勤務する会社の名前が変わってしまいそうな、いつもスリリングなリーマンであるモリンボも誘った。
また2人とも調整程度の練習にしようと思ったため最後まで残ろうとは考えておらず、練習後に車でどこかに繰り出し特にこれといった目的もなくプラプラしようかと話していた。
そのためわしは前日にわざわざ湘南から実家に帰り、極めて珍しく久地へ車で向かったのだが、まさか車で来たことが後にとんでもない展開に発展するとは、練習前当時には夢にも思っていなかった。
その日は空こそ雲ひとつ無いような快晴だったのだが、猛烈に北風が強くてすごく寒く、その風の影響でわしのへなちょこスローはもちろんのこと、風などものともしない横やんのサイドですらミドルレンジで相手にフラットで届くことが難しいほどであった。
久しぶりの練習でいきなりそんなだったので、わしとモリンボは久々に練習に来たのにそのような気候であることに非常に萎えていた。
練習は強風のためメニューの変更がされ、スロー練やドリル、ミートや鳥かごといった基礎的なものを中心に行われた。
そして練習の終了も普段より早く、4時頃には皆ポツポツと帰り始めていた。
わしとモリンボの2人もリーマンの哀愁漂う感じにトボトボと駐車場に向かって歩いていると、思わぬタイミングで思わぬ人から声がかかった。
みか:「車ですか?膝が冷えてしまってちょっと痛むので、二子新地まで乗せていってもらえませんか?」
わし&モリンボ「おう、全然構わないよー。」
みか:「フジとちーも二子新地なので、一緒に乗せてもらってもいいですか?」
わし&モリンボ:「おう、全然いいよー。」
この何気ない会話が、この後起こる、誰も予想だにしていなかった、春休みの素敵な小旅行の全ての始まりだった・・・。
わしの車なのに何故かモリンボが運転席に座り込み、「俺の車で送ってやるよゲヘヘ」といういつも通りの鬱陶しいやりとりの後、そのままモリンボの運転でマークⅡは一路二子玉川へと向かった。
車内で、実は昨日わしとモリンボの2人で以前紹介したお台場の「マッスルパーク」に繰り出し、なかなか楽しかったよーという話をした。
するとモリンボが限りなく胡散臭く、普通に考えてどう考えても一蹴されるような提案をした。
モリンボ:「今日これから暇なの?このままお台場のマッスルパーク行こうぜゲヘヘ」
フジは家の都合で来れないということだったのだが、ちーとみかはわしの予想と違ってなぜか即否定をせず、まんざらでもないような態度を見せた。
しかし常に悲観的な思想で充満しているわしの頭の中では、
『ホントは行きたくないのに、4コ上の先輩の誘いは断りづらかったのかなー。かわいそうに。どうやって断るきかっけを切り出してあげようかなー。』
わしは彼らの会話にほとんど参加せず、どうやってみんなを帰してあげようかと思案を巡らせていた。
ぼーっと考えていたわしにモリンボは、
モリンボ:「何なのハルオは、ノリの悪い奴だなー。一女の2人が行くって言ってるんだから行くしかねーだろー!?」
『何なんだこの強引で鬱陶しい男は』と思いつつ、わしはみかとちーの心意を探るため、
わし:「え、本当に行きたいの?ホントはキビシーんじゃないの?」
と訊ねた。
するとちーとみかは別に迷う様子もなく、
「いや、普通に行きますよー!」
と、全く予想しない答えを返してきた!
がびょーーーーん!!!!!!である。
そうと決まればわしの悲観的思考ともオサラバで、身も心も一路お台場へドキドキウキウキの一直線である。
こうして、ちー、みかのキャワイイ一女2人と、アルティ偏執狂キモヲタむっつりきし、歩く公然猥褻ゲヘヘ足臭モリンボという変質的OB2人という奇跡的な組み合わせでお台場への小旅行が始まった。
途中、渋谷付近のコンビニでお菓子なんか買っちゃったりして、素晴らしくほのぼのとした車内の雰囲気でドライブをした。
そしてお台場へはレインボーブリッジを渡るのだが、空がとても良く晴れ渡っているのと、太陽が低くなって少し薄暗くなってきていたこともあり、すごく眺めが良かった。
6時くらいにマッスルパークに到着し、ストラックアウトのフリスビー版である「ドリームディスク」や体力年齢を測ってくれる「ランキングパーク」、2人ペアで力を合わせて挑む「マッスルトレイン」など、みんなで様々なアトラクションに挑戦した。
そんな中、普段は本番に弱いわしがギュンギュンに活躍し、ドリームディスクは7枚抜き(パーフェクトが9枚で、7枚抜いた時点で残り3球あったのだが、全てはずした)でギャラリーの視線を釘付けにするわ、ランキンパークでは年齢基準の20歳代の上をいく「アスリート」にランクされるはと、我ながらできすぎ君だった。
一方、前回来たときに調子のよかったモリンボはあまり奮わなかったのだが、もう結果とかどうでもいいくらいこの夢のような状況に陶酔していた。
また、わしとモリンボは普通の私服を着ていたのに対し、みかはハスキーズスウェットにパーカーといった練習着そのまんまといった出で立ちで、ちーはジャケットこそ着ているものの中は長袖アンダーアーマーに黄色×赤の新人戦ユニという気合入りまくりな格好をなさっていた。
しかしちーは激しいアトラクションをこなして汗だくになりながらも、さすがに公衆の面前でユニになるのは恥ずかしかったらしく、頑なにジャケットを脱がなかったのがおもしろかった。
マッスルパークの後少しプラプラ散歩し、帰路につくことにした。
屋内駐車場から車で外に出ると、もう完全に日が落ちており、そこには東京湾をはさんでライトアップされたレインボーブリッジから東京のビル群まで一望できる最高の眺めが展開されていた。
正直な話、東京にこんなに美しい景色があったのかと、本気で感動してしまうほどであった。
途中なんだかんだ(「これから観覧車乗りに行く?ゲヘヘ」など)あったものの、そのまま首都高でレインボーブリッジを通り、パレットタウン観覧車、フジテレビ、東京タワーなどを眺めながら二子玉川へと向かった。
夜の10時半くらいに二子玉川近くにある小橋家御用達のお好み焼き屋に入り、遅い夕飯を食べた。
客もおらず4人で貸切状態でお好み焼きを食べる一女とOBの交流は、それはそれはとても微笑ましいものであった。
その後ちーとみかを各々車から降ろし、再びいつもと同じ社会の鼻つまみ者2人のドライブとなった。
モリンボはこの小旅行で相当パワーを発散したらしく、当然の如く助手席でお亡くなりになっていた。
そしてその口元からは若干よだれさんがコンニチハしていた。
夢のような時間から、悲惨で耐え難い現実までの転落は非常に早かった。
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コメント |
激シブな業務だったんですね。
やっと謎がとけてすっきりしました。 【2007/02/2618:30】||KAZ#56a1964987[ EDIT? ]
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または、激アチな業務ともいいます。
【2007/02/2619:04】||りきし#5ceb152a89[ EDIT? ]
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はるおさん、土曜日はめっちゃ楽しかったです☆★☆
またいろいろリベンジしましょうw 楽しいひとときをありがとうございました♪ 【2007/02/2721:50】||みか#9b113f902b[ EDIT? ]
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土曜は最高に楽しかったです。いろんな意味で一生忘れません。笑
やっぱり、ユニは完全にひかれるので、見せるのはムリです。。。 【2007/02/2723:57】||chii#294e8df5e5[ EDIT? ]
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この業務日誌を一女さんも読んでいるとは!!
激早なチェックをありがとう! 2人のコメントを見ると、なんか自分が近いうちにSFCを去っていくような感じがするけど、間違いなくみかとちーを含めた今の1年全員の卒業を見届けることになると思うので、しがないリーマンを見捨てないでおくんなさい。 鬱陶しーとか言わないでちょうだい◎ 【2007/02/2809:08】||りきし#5ceb152a89[ EDIT? ]
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この業務日誌を一女さんも読んでいるとは!!
激早なチェックをありがとう! 2人のコメントを見ると、なんか自分が近いうちにSFCを去っていくような感じがするけど、間違いなくみかとちーを含めた今の1年全員の卒業を見届けることになると思うので、しがないリーマンを見捨てないでおくんなさい。 鬱陶しーとか言わないでちょうだい◎ 【2007/02/2809:25】||りきし#5ceb152a89[ EDIT? ]
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いやあ
あれは感激だったね。もう何回でもあのメンツでいきたいわ。でも1女の二人から何かもらうの忘れている気がしてならないわ 【2007/03/0200:28】||ベッカムに恋して#9b2bb8d807[ EDIT? ]
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