2025 10,15 18:55 |
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2007 10,02 10:51 |
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我々は文明に多くの面で助けられている。
高速道路を利用する時も、以前は料金所でいちいち車を止めてチケットをとったり、おっちゃんに料金を渡したりと手間がかかっていた。
しかし近年ETCの開発、普及により、ETCを搭載している車は料金所を少し減速するだけでそのまま通ることができ、とても快適な運転ができるように改善された。
しかし新しいルールをつくると、そのルールにのっとっている場合は快適さが約束されるのだが、これを破ってしまうとETC登場以前よりも面倒な事態に陥ってしまう。
みなさんもたまに見かけると思うのだが、ETCを搭載していない車がETCレーンに進入すると、大変なことになる。
運転手がバーを挙げる手段が1つもないため、どこからともなくやってくるおっちゃんを待ち、チケットをもらったりお金を払ったりバーを挙げる作業をしたりと、えらい時間がかかる。ETCレーンに入ってきてしまった後続車両は大迷惑である。
そんな、まさに文明的といえるETCなのだが、先日大惨事一歩手前の体験をした。
2007年9月12日、竜さん、池上、あいこと新松田の山奥に滝行(滝に打たれる修行)をしにいった。
愛車のコペンにあいこを乗せ颯爽と現地へと向かう途中、厚木~新松田間を東名高速を使用した。
コペンにはETCが搭載されているため、わしは迷いなく新松田インター出口の料金所もETCレーンを通過しようとした。
遅刻気味だったこともあり急いでいたので、普段より速めの60km/hでレーンに進入した。
いつも開くはずの距離で目の前のバーが開かない。
ん?と思ったが、ほんの一瞬(0.3秒くらい)まだこれから開くかもしれないという気持ちが出てブレーキを踏まずに進入した。
まだバーが開かない。
しかし確実にETCは搭載されているし、以前高速に乗った時もなんら問題はなかったので大丈夫だろうと思い、まだブレーキを踏まない。
まだ開かない!!!
閉じているバーまでの距離は2mくらいで50km/h!!
さすがにもうダメぽーーーーーーー!!!!!!!
最後の最後までバーは開かなかった。
新松田インターのETCのバーが他のところよりも比較的高く広めに設置されていたことが幸いし、コペンは奇跡的に閉じたバーのど真ん中を突き抜けた。
料金所を抜けたところで車を止め呆然としているところに、どこからともなく湧いてきたおっちゃんが車に駆け寄ってきた。
「ちょっと確認させてねー」
なぜだーー!なぜバーが開かなかったんだ!!!
わしはダッシュボードの中のETC車載器を確認して、全てを理解した。
高速に乗る前、わしは家から持ってきた保険証などいろいろ閉じてあるファイルをあいこに渡し、ダッシュボードに入れてと頼んだ。
その時、あいこはファイルを無造作にダッシュボードの中に叩き込み、何かに引っかかっている様子なのをものともせずにフタをねじ込んでいた。
確実にETC車載器に引っかかっていた!!!
そして、奇跡的にファイルの端がETC車載器のカード取り出しボタンを押し込み、走行中にETCカードが外に出てしまっていたのである!!!
事実、ダッシュボードの中を確認した時にカードが外に出てしまっていた。
文明社会だからこそ起こりえる人災である。
ETCレーンのバーを破壊しなかったことが不幸中の幸いで、もしぶつかっていたら車のダメージも精神的ダメージも大変なものであっただろうとほっと胸を撫で下ろしていると、奴はこんなことを言っていた。
「バーを破壊してダイハードみたいになったらおもろかったのに、ぎひひひひひ」
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