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結論として、みんな勉強の受験で入学したのだから決して身体能力が高いわけではない（妙な水泳帽男を除く）ハスキーズのBoys＆Girlsが目指すべきは、「身のこなしを良くする」ことなのではないかと考えたのである。現段階の能力を最大限引き出せるようになれば、それだけで十分全国に通用するプレーができるようになる。

直接身体能力を高める筋トレ等は次のステップで、まず身のこなしを良くするほうが先決なのではないかと考えた。なぜなら、いかに筋力ばかりつけても、それを使いこなせる身のこなしができなければ全く意味がないからである。（かの有名なT大の金剛君が最良の例）



さて、次はどのようにしたら「身のこなし」が良くなるかということになってくる。

一概に「身のこなし」と言ってもシチュエーションは無限にあり、スローを各要素に分解した中の１つである「踏み込み」を例に挙げれば、「踏み込み前の重心移動」「踏み込んだ足のつま先の向き」「踏み込んだ足のどこに体重をのせているか」「踏み込みきったときの腰の折り具合」・・・など多くのポイントがあり、それらの全てを言葉で列挙してそれぞれの解説をすることは不可能に近いし、わし自身全ての正解を知っているわけではない。

だからみなさんにやってもらいたいことは、

『身のこなしが良い（と判断される）人の動作に注目し、自分とその人でどこが違うのか視覚と感覚で理解し、またその人がどのような意識を持って動作しているのか聞き出し、後はひたすらマネをする』

ことである。

踏み込みなら踏み込みで、万人に共通する効率的な体の使い方がある。（正しい動作が無意識にできてしまう人と、できない人がいる。何でも無意識に正しい動きができてしまう人を「運動神経が良い人」とか「センスがある人」と呼ぶ。わしは１００％できない派）

最初は全然感覚がわからなくても、イメージしながら継続して体を動かしていくうちに、自分の中でその動きに対する持論が確立し、いつか必ず自分の中でしっくりとくる感覚をつかめる瞬間が訪れる。その瞬間こそ「身のこなし」がレベルアップした瞬間である。

わしが考えるハスキーズ内で最も参考にすべき人は「井上秀一」氏である。彼はどのプレーにおいても断然に身のこなしが良い！わし自身彼からたくさんのことを教えてもらった。（先輩のくせに教えてもらってばかりですいませんでした）
是非彼が卒業してしまう前にたくさんのことを学んでもらいたいと思う。


わしがみんなに自信を持って教えられるプレーはスローオフダッシュと５時ダッシュくらいしかないのだが、身のこなしについてはたくさん考えたし、質問されれば他人のプレーを例にお話したり実演したりできると思うので、何か聞きたいことがあったら気兼ねなくお尋ねください。